著者:三島 道秀
ページ数:123
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―「和顔愛語」が満ちる社会をもう一度―
心を亡くすと書いて「忙」と書きますが、現代は日々の忙しさに追われて人々は心を亡くし、それが子どもによる凶悪犯罪などに繋がっています。この心の亡くなった社会に心を取り戻すために、私たちはどうすればいいのでしょうか。
泉龍寺第二十代住職として、これまで多くの方に語りかけてきた真っ直ぐで温かい言葉をまとめた「和顔愛語」の法話集。
[目次]
はじめに 伝えられ伝えてゆくために
鳥取西部大地震
和顔愛語とは
子供達の今の事件を見て
心が満たされていないという事とは
忙しい(心が亡ぶ)
家族を笑顔にするため、「ガンバル子供たち」
情(心の基礎)
家庭の情
地域の情
社会の情
「一方を証すれば一方は暗し」(一方明 一方暗)
「一法(方)究尽」(いっぽうぐうじん)一つの方向につきすすむ
「色即是空」と「空即是色」
いい加減
一個の人間と一個の存在
幸せと不幸せ
「放てば手にみてり」
子供は親のそのままを見ている(現・アルツハイマー型認知症)
いのちをいただきます
山も、木も、草も、みんな生きている
おはようございます
いつまでも生きとれません。はよ、死なんと
葬儀とは、死(命)を伝える式
おばあちゃんは宝物
「愛語」とは
「施す」とは
赤ちゃんにほほえむ顔と心と言葉
お腹の中の恩
生まれる時の苦しみの恩
生まれた子に向かい憂いを忘れる
お乳をもらった恩
子供を良い環境におかれた恩
おしめを洗ってもらった恩
自分がおいしいと思うものは子供へ与えるという恩
子供の為なら悪い事もするという恩
遠くに行ったら心配してくれた恩
いつも守っている親の恩
ほめないと、徳は生まれない
国と国、人と人、最初は愛語から
向かいて愛語、陰で愛語
私もほめてください
結 び
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
法話というと説教臭いと思われるかも知れませんが、本書の中の言葉は私たちを同じ日常生活者の一人としての目線で語られ、そこにさりげなく仏さまの知恵が乗せられており、難しい話は嫌いという方でも気軽にお読みいただける内容になっています。色々と迷うことの多いこのご時世、ぜひ本書で心安らぐ時間を過ごしていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
氏 名 三島道秀(みしま・どうしゅう)
職 業 伯耆札所第十番、因藩二十士幽閉の寺
曹洞宗瑠璃光山泉龍寺住職
略 歴 昭和三五年五月誕生
昭和五八年三月駒沢大学卒業
昭和五九年三月曹洞宗大本山永平寺修行終了
昭和五九年十月泉龍寺第二十代住職となる
法話内容
因藩二十士の寺(いんぱん二十しのてら)
因藩二十士についての講演
生老病死、老人介護、青少年問題、幼児・育児関係等
教育委員会、公民館、PTA、社会福祉協議会等での講演
挿 絵
小松強志(雅号千顔)
木彫家、長野県在住
『ぼだい』(日野郡護持会会報)の挿絵
二〇〇〇年春、千体仏を発願
シリーズ一覧
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