著者:すがやみつる
ページ数:140
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ネットのブログなどを見て、「わたしにも書けそう!」と思う人が多いのだと思いますが、失礼ながら「素人っぽさが目につく文章」や「読むに堪えない文章」を数多く目にします。
その多くは、日本語表記のルールを知らないからですが、これらは、ちょっと学べば、すぐに理解できること。そのうえで読みやすい文章を書こうと思ったら、そのヒケツは一つしかありません。それは「大量に書くこと」です。
どうしたら大量に書けるのか?
それは「速く書くこと」に尽きます。ほかの人の2倍の速さで文章が書ければ、同じ時間で書ける文章は2倍になります。
「速く書けば、たくさん書ける」
これは真理です。
「文章の書き方」を教えてくれる本は山のようにありますが、「文章を速く書く方法」を教えてくれる本は、ほとんどありません。
そこで、筆者の採用している「速書き」のテクニックを「速書(そくしょ)」テクニックと名づけて、書いてみることにしました。
本書の著者はマンガ家ではありますが、雑誌の記事から小説、実用書、解説書、レポート、学術論文まで、文章を大量に書いてきた経験を持っています。
文章の著作も数十冊になりますが、なぜ、それほど大量の文章が書けたのかといえば、やはり「書くのが速い」からです。
本書は注文を受けたものではありません。自発的に書いてみたいと思った企画なので、他の仕事の合間の隙間時間を使って書いたものです。電車やバスの車中やカフェ、あるいは歩きながら(その方法は本文で(笑))書き継ぎました(最後の編集は自宅のデスクトップPCを使っていますが)。そのため本文中には、書いている状況をライブ中継しているようなところもあります。
論文やレポート、報告書、説明書、小説などの執筆で、「筆が遅い」と悩んでいる人も、ぜひ、読んでみてください。何かヒントが見つかるかもしれません。【目次】はじめに
◎この本の想定読者は〈ライター志望者〉の皆さんです
◎なぜ、この本を書くことになったのか?
◎文章で稼ぐための必須のスキル――それは「速書」の技術
◎文章の基本から学ぼう!
◎ポイントは〈つたわる文章〉を書くこと
★なぜマンガ家が文章の書き方を?
★ライターとして多数の一般書や記事も執筆
★すでに文章の書き方の本も出版
★小説の書き方をマンガで解説した本も
★大学で論文(学術的文章)の書き方を学び教える
◎再確認――「速く書く」ことは「量を書く」こと
第1章 どうしたら速く書けるのか?
★単行本を6日で書いた
★うまくなりたければ、人の3倍描け!――恩師の教え
◎「形」から入ろう!――道具をそろえる
◎文章を書くのはパソコンにかぎる
◎テキストエディターで文章を書く
◎エディターを選ぶなら「アウトライン機能」の使えるものを
◎「秀丸エディタ」以外のテキストエディター
◎Wordでもアウトラインは使える
◎なぜアウトライン機能を使うのか?
第2章 いつも座右に辞書を
◎ネットの検索結果は信用しない
◎手もとに電子辞書を
◎電子辞書の「逆引き」が便利
◎漢字変換ソフトはATOKがオススメ
◎ライター必携の共同通信社『記者ハンドブック』
◎新聞社の『記者ハンドブック』
◎講談社からも日本語の表記・用語の辞典が
◎プロをめざすなら「JapanKnowledge」を
第3章 これならできる速書テクニック
◎単語登録からはじめよう!
◎「ATOK Passportプレミアム」を使う理由
◎ショートカットキーを使おう
◎キーボードを買い換える
★ブラインドタッチにはホームポジションが大事
◎キーの早打ちトレーニング
◎少しマニアックに――キーの配置を変える
◎マルチディスプレイで効率アップ
第4章 調べて書く
◎持ちネタは、すぐに尽きる
◎体験したことしか書けないのか?
★困ったら取材する
★読者の求める本でなければ読んでもらえない
◎書店でマーケット・リサーチ
◎書くモノがない人はどうする?
◎市場調査には向かない図書館
◎で、どんな本を書いたらいいのか?
◎柳の下にドジョウは何匹もいる
◎柳の下を狙う場合でも差別化は必要
★電車はネタの宝庫
◎取材記録はGoogleマップのタイムラインに保存
◎エッセイは有名人が書くもの
★ネタの見つけ方〈ライブ実践編〉
◎検索には類義語・同義語も使おう!
◎なぜ取材をするのか?――読者が買うのは〈新奇性〉
◎取材にはコミュ力が必要
◎取材で不安を解消
第5章 文章を構成する
◎文章の種類と構成
◎「説明文」とは何か?
◎文章の構造を学ぶ
◎アメリカの小学生に学べ
◎三角ロジックと4コマメソッド
◎アウトラインをつくろう!
◎「秀丸エディタ」のアウトライン
◎「Word」のアウトライン
第6章 やっと文章を書く
◎原稿としての文章
◎文章の書き方〈基礎編〉
◎忙しいときは音声入力も
第7章 書くことよりも大事な推敲
◎読者の気持ちになって読む
◎「Word」や「一太郎」も使える
◎校閲も忘れずに
おわりに
◎最後に推薦図書
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