著者:同志社大学 良心学研究センター
ページ数:388

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 本書は、日々の暮らしの中で、新島襄の言葉、同志社の歴史に触れることができるようにという願いのもとに編集されました。
 奥まった床の間に飾るように、新島の言葉を掲げるのではなく、私たちの日常の中で、言葉の一つひとつと新たに出会い、味わうことができれば、それが私たちの新しい精神を形づくり、日常を違った角度から見ることができるかもしれません。新島が生きた時代と私たちが生きている時代の間には、確かに大きな違いがあります。しかし、それゆえに新島の残した言葉の一つひとつが、私たちの時代に鮮烈な問いを投げかけ、未完の課題へと意識を向けさせてくれます。
 同志社の歴史は、日本の私学の歴史であり、また、日本の近現代史における葛藤が刻み込まれています。過去に対する私たちの立ち位置を確認し、現在の課題を見定め、現在の単なる延長ではない未来を形づくっていくためにも、歴史認識は大切です。
 以上のような関心事を背景として、本書は4月1日から始まる1年365日の各週に次のような構成を与えています。

・1日目〜5日目──新島襄の言葉(1)〜(261)
 主として、同志社編『新島襄の手紙』『新島襄 教育宗教論集』『新島襄自伝』(岩波文庫)から選択し、時系列に並べています。年代を特定できないもの関しては、年代を推定して配置しています。
・6日目──新島襄の評伝(1)〜(52)
 新島が自らの考えを書き記したものに匹敵するほどに、新島の弟子たち、知人・友人たちが新島について記したものが、新島の人柄や思想の輪郭を的確に描写している場合があります。そうした新島の評伝を、それを記した人物ごとにまとめ、生年順に並べています。
・7日目──同志社エピソード(1)〜(52)
 新島の誕生から現代に至る同志社史の重要エピソードを選択しています。

 選ばれた言葉やエピソードに対し、簡単な解説(コメント)を加えています。これらは、専門的な解説というよりは、新島から投げかけられた言葉を、私たちが現代の文脈でどのように受けとめることができるのかについて考え、記したものです。それぞれのページの引用文には出典を記していますので、関心を持たれた方には、原文を参照されることをお勧めいたします。
 また、巻末には「同志社諸学校の歴史」を付けました。戦前は、学校制度そのものの変遷がめまぐるしく、それに合わせて同志社の諸学校も名称や組織を変えてきましたが、大きな流れがわかるようにまとめています。また近年、新しい学校や学部が増えましたので、その設立時期を示し、現在の同志社の諸学校・組織の設立経緯を俯瞰できるようにしています。
 1875年、2名の教師と8名の学生によって始まった同志社は、今や、2つの大学、4つの中学・高等学校、2つの小学校、幼稚園およびインターナショナルスクールという、あわせて14の学校のもとに、約1600人の教職員と 約43000人の学生を擁する、大きな学びの共同体となりました。大きくなっても、なお私たちが忘れてはならないものが何なのか、さらに発展させていくべきものが何なのかを考える一助として、本書を活用していただければ幸いです。

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