著者:おおくぼかおり
ページ数:89

¥390¥0

◆出版記念 2週間限定390円

幼少期から選挙や政治に関わってきた著者が、SNSを活用したDX時代選挙活動のノウハウをぎゅっとまとめたもの。
身近な社会問題を解決したいと思いながらも、選挙という高いハードルがあるために出馬を迷っている方、特に女性や子育て世代の方に読んでいただきたい内容です。SNSを上手に活用することで、同じ想いを持つ方とつながり、自分らしい選挙・政治コミュニケーションが可能になるヒントをまとめています。

(あとがきに寄せてより)
女性が選挙活動するためのHOW TOです
選挙とは?という本質的な部分から、その方らしくカスタマイズしていく選挙活動の具体的な方法まで、詳細に記されています。このような書籍は他にありません。この世をより良くしたいと考えている全ての女性に、そして現役の政治家の皆さまにもぜひ一度目を通していただきたい内容です。 (鈴木貴子)

◆まえがき
 子育て問題、介護問題、キャリア問題、貧困問題、セクハラやマタハラなどのハラスメント。女性を取り巻く社会課題はいくつもあるのに、税金の使い方を含めた多くの意思決定がなされる議会の風景は男性の顔ばかり。立場ある方が女性蔑視の発言をして、がっかりさせられることも。
 女性活躍といいながらも無くならない待機児童問題、そして増えない出生率。子育ても介護も、息を切らしながら、多くの場合女性である当事者だけが頑張って乗り切るしかない。モヤモヤしながらも。

「なぜ日本には女性の政治家が少ないのか」

 幼い頃から選挙や政治が身近にあり、さまざまな選挙に関わってくるという生い立ちから、ぼんやり抱いていたこの問いは、子育てを始め、行政のお世話になることが増えてから初めて、危機感に変わっていきました。

 私は三児の母で、ワーママ(ワーキングマザーの通称)です。女性活躍という追い風は吹いていますが、その波に乗ってキャリアを重ねていくにも、様々な悩みや葛藤もありました。保育園待機通知を何通も受け取り、社会からの疎外感を感じたこともありました。
 身近な社会課題を政治家に相談するも共感してもらえず、解決されないこともありました。反対に、共感してくださる政治家がいると、驚くほどスムーズに問題が解消されるという経験もしました。

 コロナ禍でさまざまなことがオンライン化せざるを得なくなった2021年。オンラインセミナーでハーバード大学経営大学院の竹内弘高先生がDX(デジタル・トランスフォーメーション)についてお話されるのを聞く機会がありました。
「DXは今、様々な場面で必要。しかし日本のDXはダメダメダメ。ダメを認識することが重要。日本の場合はまずアブノーマルからノーマルに戻り、そしてニューノーマルに移行しなければいけない」
竹内先生のこんな言葉を聞きながら、私の脳裏をかすめたのは、日本の超男性社会の政治や、有権者全員と握手しなければ勝てないような旧時代のコミュニケーションを目指す選挙活動でした。DXが最も必要で、そして最も遅れているのが、政治や選挙ではないかと感じたのです。

 そこから様々な政治家や市民活動家、社会課題を感じる方や、働く世代の方々にお話を聞きながら本書を書きはじめました。
 独特な慣習があるために、普通の人が政治に関わりにくくなっている今の政治や選挙コミュニケーションを分析し、またSNSマーケティングのトレンドを学び、実際に選挙のお手伝いをさせていただきながら、強固な三バン(地盤、看板、カバン)がなくても出馬できる選挙コミュニケーションとして、つながりや共感で社会を動かす、「SNSを活用したDX時代の選挙活動のヒント」をまとめました。

 本書は、身近な社会問題を解決したいと思いながらも、選挙という高いハードルがあるために出馬を迷っている方、特に女性や子育て世代の方にお届けしたいという思いで書きました。SNSを上手に活用することで、同じ想いを持つ方とつながり、自分らしい選挙・政治コミュニケーションが可能になるヒントをまとめています。
 また、支援者が男性、高齢者に偏りつつあり、新しい時代の風を、声を、つながりを、票を取り入れたいと考えている男性の候補者、政治家の方々にもぜひご活用いただきたいです。女性や子育て世代とつながり、声を集めるツールにしていただき、様々な価値観や声を政治に反映させていただきたいとの思いです。

 選挙活動は究極のコミュニケーションです。
 誰とどのように繋がり、声を集め、何をどのように伝えるかはその人らしさです。
 選挙活動はどうあるべきかを超えて、デジタルのちからを借りて、どの部分をデジタル化させるか、レバレッジをかけるか、リアルに会い、伝える部分はどこか、と、自分らしい選挙活動すなわちコミュニケーション方法はどんな方法かを考えていただくきっかけになればと思います。

 2023年4月、第20回の統一地方選挙が予定されています。現在でも女性ゼロの地方議会がまだいくつも存在します。身近な社会課題を政治を通して解決していきたいという思いを持っている特に女性の方、本書が微力ながらも出馬の後押しになればと思います。

 具体的な政治活動・選挙DXの方法は4章、5章に記載しております。お時間がない方はこちらからお読みいただければと思います。政治活動のコミュニケーションを自分らしいものにしていくためのヒントになれば幸いです。

また、本書を読んでくださった方へのプレゼントとして、本書には書ききれなかった、情報発信の工夫等をお伝えするための動画を用意しております。あとがきにはプレゼントをお渡しするためのリンクを記載しておりますのでぜひこちらも確認いただけると幸いです。

より良い明日を、わたしたちの手で

おおくぼかおり

◆著者プロフィール
政治家の家に生まれ育ち、幼少期から政治や選挙に関わる。赤松良子氏が主宰する「赤松政経塾」にて政治や女性のリーダーシップを学ぶ。自身の待機児童問題を皮切りに、女性や子育て世代が政治に参加しやすい環境作りに働きかけ、様々な選挙に関わりながら選挙DXを提唱。三児の母。

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