著者:伊藤 嘉八
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―陽炎のごときあの一瞬の夏の、サウス・コリアがここにある―
高速道路の開通や高層ビルの建設などが進み、急速な経済成長を成し遂げようとしていた1971年の韓国。その暑い夏の日に、釜山~ソウル間を車で走りながら、そこにある大きな発展への兆しと、未だゆるやかな時の中にある生活風景に心ゆさぶられた写真家は、時代の体温を写し撮ろうとするかのように夢中でシャッターを切り続けた――前著『韓国』に続き、過去と未来が交錯する、濃厚で湿潤な旅に見るものを誘う魅惑の写真集。
[担当からのコメント]
かつての日本にもあったこんな風景は、たぶんもう韓国でも見ることは少ないのでしょう。本書の中でカメラが捉えたものは果たして躍動する時代のエネルギーなのか、変わりゆく風景へのどこか郷愁にも似た感情なのか、本書を開いた貴方はどうお感じになるでしょうか。
[著者略歴]
伊藤 嘉八 (いとう かはち)
1947年 静岡県磐田市生まれ、
写真家
1970年 「フォトコンテスト」で推薦作家
1971年 「静かで小さな日本国」推薦作家展 東京・富士フォトサロン
1975年 「アサヒカメラ」フレッシュアングル特集で「島の日々」
「釜ヶ崎」を発表 二人展に「かわいた太陽」など
1980年 しばらく写真活動を休止
2006年 写真集「遙か時を超えて韓国」出版
2014年 写真集「続・遥か時を超えて韓国」出版
2015年 個展「甦るニッポンの原風景」THE HAMANAKO(静岡)
2016年 個展「ウハウハドキドキ恋のブランコ」浜名湖舘山寺
美術博物館ギャラリーラ・メール(浜松市)
2017年 個展「大阪・ドヤ街の日々」 マイン・シュロス(浜松市)
フォトコン・モノクロ作品招待席 年度賞1位
2018年 個展「修行僧の日々」 マイン・シュロス(浜松市)
アサヒカメラ モノクロ作品の部 年度賞2位
2019年 個展「ボロリキさん」 マイン・シュロス(浜松市)
個展「海に生きる」 マイン・シュロス(浜松市)
アサヒカメラ モノクロ作品の部 年度賞1位
2020年 日本カメラ モノクロ作品の部 年度賞2位
年間最優秀作品賞・日本カメラ
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