著者:松田達也
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電話の在り方は大きく変化しています。
スマホの普及に伴い、固定電話の契約数が激減。
この状況にNTTは、採算が合わないということで、2017年10月17日、固定電話のIP網への切り替えを2024年1月より開始すると発表しました。
NTTによる固定電話網のIP網移行は、わたしたちには直接的な影響はほぼありません。
しかしその裏では、ISDNやADSLといったWi-FiやLTEが登場する前の時代に大活躍していた通信方式が終わりを迎えようとしています。
そこまで遠くない昔、実家の回線をADSLに変えたときは、速度が速くなってものすごく喜んでいたのですが、あの頃が懐かしいです。
固定電話の契約数は減っていますが、その一方でIP電話の利用者は増えています。
直近のデータでは全固定電話のうち66%をIP電話が占めており、家に据え置く電話は「IP電話」が主流になっています。
そのIP電話の中核となる技術が「VoIP」です。
電話とデータ通信、これまでは別々の配線や設備が必要でしたが、電話をVoIP化することでそれらを共通化できます。
それにより得られるメリットを享受するため、電話を「IP電話」に切り替えた企業も多いです。
IP電話に切り替えたとしても従来のアナログ電話とも通話できないとニーズに応えたことにはなりません。
IP電話どうしをつなぐ「IP-PBX」、従来のアナログ電話とIP電話をつなぐ「VoIPゲートウェイ」と呼ばれる装置が必要です。
本書ではVoIPに関する基礎知識からオープンソースのIP-PBXソフトウェアである「Asterisk」を使ってIP-PBXの構築方法について見ていきます。
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