著者:田中 夕子(構成)
ページ数:156
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荒井直樹監督指導論の集大成
想像を超える強さは、やはり当たり前の積み重ねでしか生まれない
「対話」を通じて選手に寄り添い、成長を見届ける
それこそ指導者として最高の喜びだ――
本書は8年前に出版した『当たり前の積み重ねが本物になる』の内容を
アップデートした、前橋育英高校野球部・荒井直樹監督の指導論を1冊にまとめたものです。
荒井監督の座右の銘である『凡事徹底』は2013年に全国制覇をして、一気にスポーツ界に広まりました。
周囲から見る目の変化、練習環境の変化、教え子がプロ野球選手へ。
しかしその後、数年はなかなか勝てない日々が続きました。
そのなかで、指導者として試行錯誤しながら、根本的な部分は変えず、指導を進化させてきました。
今や甲子園常連校にも数えられる前橋育英高校野球部で現在教え続けていることとは何か
指導者必携の1冊です。
第一章
監督として超える
甲子園優勝で一変「甘い」から「信念を貫いた」/何気ない会話で選手の調子を知る/一人ひとりに目を配り、1対1の関係を築く/専門外には余計な口を挟まない/バッティング練習は「言う」前に選手の声を「聞く」/レギュラーだから特別扱いはありえない/情報溢れる今でもあえて話す、山本昌の継続力/「猫の日」に「ジャイロボール」、選手とつながる「野球ノート」・・・など
第二章
技術として超える
キャッチボールで試合を想定。準備を怠るな/バント処理でプレッシャーを与える/ランナー付きノックの醍醐味/ノックは大縄跳びのイメージ/選手自らが判断し、ピンチをチャンスに変えるプレーを/投手が勝敗の8割/見逃す時は打ちにいけ/打てない理由を探るには、好調時の分析がヒントになる/データは武器、されどデータを上回る技術を磨く/相手へのリスペクトを忘れない・・・など
第三章
チームとして超える
前のチームを超える/「この選手と一緒に野球がしたい」と思わせる要素とは/スーパー1年生」も「3年サイクル」も好まない/打順は守備から考える/下位打線も「四番」と同じ/前橋育英史上ナンバーワンのエースピッチャー/例外だった2017年「4人がエースナンバー」/チームは一つ。レギュラーもサブも分け隔てなく/「怒る」ことの難しさ/・・・など
第四章
人として超える
忘れられない100回大会、健大高崎との決勝/苦労人が打ち、ホームを踏んだ劇的なサヨナラ勝利/「特別」はつくらず常に「いつも通り」を貫く/継続こそが力なり/新型コロナウイルス大流行で実感した「当たり前」の大切さ/ケガをした選手を一人にしない/目指すのは地元の人に愛されるチーム/・・・など
おわりに
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