著者:はるしょう
ページ数:23

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老後2000万円問題。
2019年に金融庁が「老後の30年間で約2,000万円が不足する」と発表し、大きな波紋を呼びました。

2000万円を貯めるにはどれだけ必要でしょうか。
65歳までに貯めるとしましょう。
25歳から40年かけてなら毎年50万円、月々に直すと約4万円、貯金する必要があります。
45歳からだと倍なので毎月約8万円です。
けっこうな額です。

この計算は利息を考えていないのでは?
その通りです。
では銀行の普通預金で計算してみましょう。
現在の金利は0.001%程度です。
4万円を40年間、金利0.001%で預けた時の利息総額はいくらでしょうか。
たったの3616円です。
定期預金でも0.002%程度。利息総額は7472円です。
これでは銀行には期待できませんね。

そこで米国株です。米国株は本書の5本柱のうちの一つです。
「株は怖い」
そう思う人も多いでしょう。
ですが、米国株は長期的には上がる可能性が高い市場です。
過去がそれを表しています。
S&P500というアメリカの代表的な株価の指数をみてみましょう。(終値ベース)

<S&P500>
1981  122.55 ( 100とすると)
1991  417.09 ( 340)
2001 1,148.08 ( 937)
2011 1,257.60 (1026)
2021 4,766.18 (3889)

日々や短期的には落ちることもあっても40年持つと3889倍になっているのです。
ちなみに日本株はこうなっていません。これが米国株を推奨する理由です。

<日経平均>
1981 7,681.84 (100)
1991 22,983.77 (299)
2001 10,542.62 (137)
2011 8,455.35 (110)
2021 28,791.71 (375)

株にはこんな疑問もあるでしょう。
「どれを買っていいかわからない」
「買った会社の業績が悪くなったらどうしよう」

これを解決するのが第2の柱、インデックス投資です。
インデックス投資とは、上記のようなS&P500そのものに投資するイメージです。
S&P500を買うとアメリカの代表的な500社の株を買うのと同じになります。
500社あれば個別の会社の浮き沈みはあまり関係なく、アメリカ経済の成長に比例する形となります。

第3の柱は投資信託です。
S&P500はわかったけど、どうやって買うの?
その答えが投資信託です。
証券会社で一つの商品として売っています。
500社すべてを一回の取引で買えるのです。
とても楽です。

第4の柱はドルコスト平均法。
これは毎月決まった額を投資する方法です。例えば月2万円とか、です。
投資信託も株のように価格が頻繁に変わります。
価格の上下にかかわらず、毎月決まった額を買うとどうなるか。
価格が高いときは少しだけ買い、低いときは多く買うことになります。
長期的に価格変動リスクを押さえるのは長期投資の素人にぴったりです。

上記を手数料の安いネット証券(=第5の柱)で取引する。
(ドルコスト平均法=毎月定額購入も設定ができます)
これで簡単で、確実性の高い投資スタイルの完成です。

S&P500の代表的な投資信託であるeMAXISS Slim 米国株式(S&P500)の平均利回りは8%ほどです。
これを最初の毎月4万円にあてはめてみましょう。
毎月4万円をS&P500連動の投資信託を買い、年利8%で運用できたとしたら、
40年後の運用益はなんと1億円を超えます。

さあ、あなたも米国株の世界をのぞいてみませんか。

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