著者:木上 欠月
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一方、記紀の神代、欠史八代周辺や風土記の地名由来譚は、ことごとく漢字表記にこじつけたウソ物語で満たされています。その一貫した編纂方針を見れば、これらの作業が意図的であることは明白です。目的はただ一つ。
「編纂者側の人々を正当な権力者として日本の歴史に刻むために、先住民の文化や歴史を抹殺すること」
これ以外ありません。ここでの先住民とは、近畿地方も含めた、縄文語を共有する日本全国の「縄文人+弥生人+大規模古墳人」のことです。決して、北海道や東北などの北方に偏った話ではありません。
6世紀代、出自に疑いのある継体天皇が即位しました。その後、天皇、皇子はすべて亡くなったと日本書紀(百済本記引用)にあります。ここから大化の改新、記紀の編纂に至るまで、言語が縄文語から上代日本語に切り替わるほどの大革命がおこります。
上代日本語を操り、自らの正当性を主張するために、先住民の文化や歴史をウソで上書きした勢力とは、いったい何者なのか。本書の第一部「縄文語と上代日本語の隠された境界線」では、天皇の諡号周辺の縄文語解釈を進めながら、それを明らかにしていきます。
第二部「記紀、風土記のウソを徹底的に暴く」においては、消された日本先住民の足跡を辿るべく、関東から九州地方までの確度の高い縄文語解釈を抽出してまとめています。ビジュアル資料を豊富に揃えましたので、日本全国で縄文語(アイヌ語)が話されていたことが一目ではっきりと認識できることと思います。
「記紀、風土記」と「縄文語解釈」どちらに信憑性があるか、じっくりと比較していただければと思います。
・400字詰原稿用紙換算枚数 489枚
・2022年7月 第一版発行
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