著者:MSライター
ページ数:36

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インフレ時には金鉱株と並んで、石油株のリターンが大きくなることが、過去の経験より知られています。
現在のインフレが継続すると考えれば、石油株への投資はこの先の資産形成に大きな意味を持つ可能性があります。
小生は2022年5月に「スーパーメジャー以外の石油株投資」をKindle出版し、ここから数年の石油会社の未来が明るく、メジャーでない石油会社のなかに株価の指標が驚くほど割安なものがあることをご紹介しました。

2020年は新型コロナのパンデミックがあり、原油先物は一時的にマイナスとなってしまいました。
その頃は、グリーンエネルギーと電気自動車が注目を集め、西側各国は持続可能なグリーン経済への移行を進めました。
コロナショックより経済回復がおこると、原油価格は上昇しました。
2022年2月にはロシア・ウクライナ戦争が勃発し、原油価格は高騰しました。
その結果、石油会社の業績は急回復し、株価も上昇しました。
3月以降はFRBの金融引き締めによる長短金利逆転で、市場は景気後退を見込んだため、原油価格、石油株は高値より大きく調整しました。
8月14日現在、石油株は調整を終え、反発局面の可能性があります。

市場は、原油の高値は持続しないと考えている可能性があります。
景気後退により需要の減少がおこると見込まれているようです。
本当に原油は下落し安値になるのでしょうか。
この時期、石油会社の2022年第2四半期業績が出そろいましたが、前四半期に続いて、各社とも好調な結果でした。

現在、脱炭素社会への移行のため、新規油田開発のための設備投資に規制がある一方、再生可能エネルギーの導入は十分すすんでいません。
ロシア・ウクライナ戦争の影響はしばらく続きそうです。
結局、原油、ガス価格は高止まりし、石油会社の業績に追い風になる可能性があります。
本書では「スーパーメジャー以外の石油株」の最新情報と今後の見通しをご紹介します。

内容
石油株とインフレの関係
スーパーメジャーを避ける理由
オイルサンドについて
石油事業の上流、下流について
BOEについて
石油株の銘柄
 Canadian Natural Resources (CNQ)
 Suncor Energy (SU)
 Cenovus Energy (CVE)
 Vermilion Energy (VET)
 APA Corporation (APA)
 Marathon Oil Corporation(MRO)
 Petrobras(PBR)
 Equinor (EQNR)
 INPEX (1605)
 JAPEX 石油資源開発 (1662)
注意点

シリーズ一覧

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