著者:古代史研究家 永城 竹乃介
ページ数:44
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日本の象徴的な紋章である菊はよく似たものが世界各地の古代遺跡などから発見されています。
古い中国の言い伝えでは、寒さや霜に負けない菊を「不老草」であると見なして、長寿を意味する「延寿客」と別称しました。
こうして民間においては、菊を愛でると長生きできると考えられた。
中国では菊は、権力・尊厳・崇高の象徴であった。
日本でも平安時代から公家・朝廷に寵愛されていました。
天皇家の紋章は「菊の御紋」ですが、鎌倉時代に後鳥羽(ごとば)上皇(1180年8月6日-1239年3月28日、日本の第82代天皇)が用いたのが、その起源であるとされています。
上皇は全国から名工を集めて仕えさせ、常に身近なところで刀を作らせていました。
上皇は、自ら刀を打つほどに熱心で、自作の刀に菊の銘を付け、「上皇が作ったものである」という証明にしました。
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