【無料で読める】えにしの軌跡: ベルギーの森で綴る想いのアンソロジー (言葉塾出版)

「何か」を求めて日本を後にし、１万キロを越え、３０年を過ごし、それだけ時空を超えてやっと、その「何か」とはあっけないほど、あるがままの日常だった。。。

苦労を幸せに昇華して辞世した祖母、江戸っ子の生き残りの父、占領国ドイツの兵士と恋に落ちたオランダ人の義母、想いを次生に託して旅立った親友、そしてこれからを生きる息子たち。

東京で生まれ、２４歳で渡欧。以来在欧３０年、ベルギーで５ヶ国語環境で暮らす著者が、これまで出逢った数々の「えにし」。紡がれたご縁こそが生きてきた時空を輝かせ、それこそが最期まで生き続ける。

巡り合った「えにし」に、ありったけの慈しみと感謝を捧げ、自分もまた今を生きる人たちを見守りたい。著者から読者へ、想いのバトンを託すエッセイ集。