著者:染川和美
ページ数:82
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「他人の子供を育てる」と聞くと養子縁組や、里親制度、結婚することによって相手の連れ子さんを育てていく等、様々なケースが思い浮かぶと思います。
私の場合は、今から三十余年前に、突然の交通事故で二人姉妹だった姉を亡くして、残された五歳と二歳の二人の男の子を、当初は私の両親が養子縁組をして、私の弟という形で育てていくことになりました。
完全な「他人」とは違うかもしれませんが、ここではあえて「他人の子供、自分が産んだ子供ではない」という意味で書きました。
しかし、私の両親は娘を失った悲しみのあまり、一気に弱り、やがて二人とも旅立っていきました。
私は選択を迫られます。
この子たちを児童養護施設へ預けるのか、それとも私が育てていくのか。
「この子たちには私しかいないんだ」
私は決断しました。
でも、世の中を渡っていくには、当時私はまだ二十代前半。
イヤな予感は的中し、私はこの子育てにもがき苦しむ事になります。
長い長い道中、大雨の中、転んで、転んで辛酸をなめました。
綺麗事ではないリアルな子育てが私を大人にそして強く変えました。
あれから三十余年。
私は立派な「おばちゃん」になりました。
人生に降りかかる暴風雨の中、暗闇を手探りで歩いてきました。
そして時折、子供達が見せてくれる一筋の光を頼りに、今ここに辿り着くことができたのです。
私は、遅い結婚をして、二人の子どもに恵まれました。
今も二度目子育ての真っ最中です。
本書が、
自分の産んだ子供であっても、
自分の産んだ子供でなくても、
子育てに奔走するすべての人の為に、少しでもお役に立てれば幸いです。
そして、大切な家族や友人、恋人をなくされ絶望の淵にいる人のわずかな光になればと願っています。
公認心理師 染川和美
私の場合は、今から三十余年前に、突然の交通事故で二人姉妹だった姉を亡くして、残された五歳と二歳の二人の男の子を、当初は私の両親が養子縁組をして、私の弟という形で育てていくことになりました。
完全な「他人」とは違うかもしれませんが、ここではあえて「他人の子供、自分が産んだ子供ではない」という意味で書きました。
しかし、私の両親は娘を失った悲しみのあまり、一気に弱り、やがて二人とも旅立っていきました。
私は選択を迫られます。
この子たちを児童養護施設へ預けるのか、それとも私が育てていくのか。
「この子たちには私しかいないんだ」
私は決断しました。
でも、世の中を渡っていくには、当時私はまだ二十代前半。
イヤな予感は的中し、私はこの子育てにもがき苦しむ事になります。
長い長い道中、大雨の中、転んで、転んで辛酸をなめました。
綺麗事ではないリアルな子育てが私を大人にそして強く変えました。
あれから三十余年。
私は立派な「おばちゃん」になりました。
人生に降りかかる暴風雨の中、暗闇を手探りで歩いてきました。
そして時折、子供達が見せてくれる一筋の光を頼りに、今ここに辿り着くことができたのです。
私は、遅い結婚をして、二人の子どもに恵まれました。
今も二度目子育ての真っ最中です。
本書が、
自分の産んだ子供であっても、
自分の産んだ子供でなくても、
子育てに奔走するすべての人の為に、少しでもお役に立てれば幸いです。
そして、大切な家族や友人、恋人をなくされ絶望の淵にいる人のわずかな光になればと願っています。
公認心理師 染川和美
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