【無料で読める】お金と法律の専門家に学ぶ家族に喜ばれる相続の極意

50歳を超えたあたりから、自分の両親からの相続が発生します。その後、自分から子供たちへの相続も発生します。そこで大切なことは２つあります。
１つ目は、家族間のトラブルが起こらない相続。そのためには、相続のルールを知り、家族間で公平な相続の仕方について話し合いをしておくことが大切です。
２つ目は、相続税対策。それまで一生懸命働いて蓄えてきた財産は、自分たちの豊かな老後の生活を送るためのもの。そして残った財産は次の世代のために少しでも多く残すこと。そのためには、国が用意してくれている多数の節税のしくみを賢く利用し、早いうちから計画的な相続税対策を打っておくことが必要です。
この本では、家族間の融和と資産の維持の２つの点で、損をしないための相続のノウハウを伝えます。
制度や仕組みについて、難しい言葉をできる限り避けて誰にでもわかりやすく説明しています。日頃聞きなれない言葉には注を付けています。加えて、なぜそのような制度やしくみになっているかについてもわかりやすく述べ、理解を深められるようにしています。2019年の民法改正による最近の新しい制度についても解説しています。
また、多様化した現代においては、結婚していない人や、結婚はしたけれども子供のいない人も多数います。その中には、慈善団体やお世話になった人への遺贈を検討している人もいるでしょう。その思いが、法律上の定めにより実現できないようなことが起こらないように有用なヒントも提供します。