【無料で読める】介護の現場にもとめられること: 訪問介護を利用してみえてきたものとは (栗山文庫)

高齢化により介護を必要とする人も増加してきましたが、介護が必要になった時に社会全体で支えようと創設されたのが介護保険制度です。
介護保険の対象にならない場合は、障害者自立支援法の障害区分認定を受けることにより、障害福祉サービスを利用できます。
身体機能の低下や認知症、障害などで訪問介護をしている人も多いと思いますが、訪問ヘルパーの仕事には、身体介護と生活援助があり、介護が必要になっても住み慣れた自宅でその人らしい生活を継続できるよう支援するためのものです。

訪問ヘルパーは、利用者と信頼関係を築くために言葉によるコミュニケーションと共に非言語コミュニケーションを取る、相手の話しを否定せず、子供しない、尊厳を守る、質問攻めにしない、観察力やいつもと違うことが起こった際の冷静な判断力が求められます。
利用者の側からは、気持ちよく仕事をしてもらうために挨拶や感謝の気持ちを言葉にして表す、分からないことは、質問するといったことに注意すると良い関係を築けるでしょう。
高齢者も子供も女性も認知症や障害があっても全ての人がお互いの人権を尊重し、誰もがいきいきと生活できる共生社会の実現に向けて今後も介護が社会に果たす役割は益々、重要になってくるでしょう。