【無料で読める】白い花を穢すなかれ (白雪文庫)

篠原未樹（しのはら　みき）は２２歳の母親から受け継いだフラワーショップを営んでいる。花や木を扱うことは未樹の天職であり、日々の喜びだ。
御曹司である恋人の周防柾貴（すおう　まさき）が長期間海外に行くことになり、彼を見送ったその日、未樹は拉致され、見知らぬ場所に監禁されてしまう。未樹を拉致したのは柾貴の護衛を務める蓮（れん）と桔梗（ききょう）の双子の兄弟だった。美しく残酷な彼らは、未樹に柾貴と別れることを強要し、拒むと強引に未樹の無垢だった体を奪い、弄ぶ。
罪深いほどの快楽の底へ突き落されながら、しかし未樹は柾貴への気持ちを断つことは出来ない。
未樹が愛する植物の名前を持つ「彼ら」には、本当の目的があって―――