当事者力

本書は弱視（ロービジョン）者4人ではじめた当事者団体である視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”設立10周年を記念し制作されました。「かゆいところに手が届く情報発信をしたい！」という“想い”からはじまったこの活動が10年の時を経て、どのように発展していったのか、また、私たちの活動に参加した方々にとっての意義とは何だったのかを紹介します。ひたすら、当事者のニーズにおうじた活動を追い求めた10年間を振り返る1冊。表紙の絵は子育て支援相談会パパママ会に参加してくれた弱視の小学生が描いてくれました。この書籍を通じて、ただの当事者でも仲間がいれば色々なことができる、人と情報や人と人がつながる化学反応によって社会はもっと優しく生きやすいものになる、そんな可能性を感じていただければ幸いです。