著者:小狐裕介
ページ数:53

¥1,250¥0

初めまして、小狐裕介です。小説家をしています。 この本は「小説家になりたい」と思っている人、いわゆる「小説家志望」の方に向けて「小説家になるための考え方」を書いた本です。 この本を読んだからといって必ず小説家になれるわけではありません。しかし、確実に小説家に一歩近づくことができます。 なぜなら、この本を読んでいただくことであなたの中の覚悟が変わるからです。 この本を読み終えた時にはきっと「もっと小説を書こう」「小説家になる為にもっとアクションを起こそう」という気持ちになっているはずです。 その覚悟を持っているかどうかが本当に小説家になれるかどうかの明暗を分けていると私は思っています。 この本では「小説を書く方法」については解説をしていません。理由は本文にも書きますが「小説の書き方は教えられない」と思っているからです。 そして私は小説家になるためには小説の書き方を学ぶよりも「小説家を目指す上での心構え」などの”マインド”を変えた方がいいと思っています。 マインドが変われば行動が変わる。その結果、小説家への道が開けると考えています。 目次 ・小説家志望者に送る唯一のアドバイス「面白い小説を書く為に必要なこと」 ・小説の書き方本は読んでも意味がない ・小説の書き方は教えられない ・どれくらい「小説家になりたい」ですか? ・私が小説家になるためにやってきたこと ・【コラム】図書館と新刊本 ・小説家ならどうすれば小説家になれるかを想像しましょう ・私はどうして単著デビューができたのか? ・プロの作品と自分の作品は何が違うのか? ・どうしたら出版社は自分の本を出してくれるのか? ・【コラム】出版契約書がなんだか怖い話 ・小説家になりたいなら、もっと思考を深めよう ・出版社は本を出したがっている ・利己的な理由だけでは小説は書き続けられない話 ・【コラム】オンラインサロンを始めようと思っています ・「小説を書ける」は最強ですよ ・自分が詳しいジャンルで勝負した方が小説家になれる ・書き続けましょう ・おわりに 以下「はじめに」を全文公開しているので、それだけでもぜひ読んでみていただければと思います。 はじめに 初めまして、小狐裕介です。小説家をしています。 普段はショートショートやショートストーリーなどの短い小説を書く小説家として活動しているのですが、現在YouTubeで「小説の書き方」「小説家になる方法」などを発信しています。 私の動画を視聴してくださっている方は「小説家になりたい」と思っている人、いわゆる「小説家志望」の方が多いのですが、この本はそんな小説家志望の方へ向けて書いた本です。 小説、書いてますか?   さて、いきなりですがあなたは一日にどれくらい小説を書いていますか? 一ヶ月でどれくらいの原稿を生産しているでしょうか。 小説家になる為にはたくさん小説を書く必要があります。 なぜなら、たくさん書かないと面白い小説を書けるようにならないからです。 小説家になりたいと思うなら、まずはたくさん小説を書きましょう。 私は現在、毎日二本ショートショートやショートストーリーを書き上げています。原稿用紙に直すと四百字詰め原稿用紙で十枚ほどでしょうか。 原稿用紙自体は大した枚数ではありません。 ですが、私はそれを”ほぼ毎日”書いています。 休みの日でも最低一作は作品を書くようにしているので五枚くらいは書いています。 またそれと同時に毎日一〜三本分くらいのプロットも書いています。 プロの小説家として働いている私はこれくらいの原稿を毎日書いています。 一ヶ月にすると約二百五十枚〜三百枚くらいです。 原稿用紙三百枚というと、それだけで長編小説になってしまうくらいの分量です。 すなわち、毎月長編小説を出版できるくらいの量を書いているわけです。 さて、冒頭の問いに戻りますが、あなたは一日にどれくらい小説を書いていますか? 一ヶ月にどれだけの原稿を生み出しているでしょうか。 面白い小説を書くためにはたくさん小説を書く必要があります。 書けば書くほど小説は必ず面白くなっていきます。 小説家を目指すのであれば、まずは書きましょう。 それ以上に大切なことはありません。 プロの小説家が一ヶ月に三百枚書いているのであれば、自分はその倍は書いてやろう。そんな気概を持って原稿を書いていただければと思います。 この本はスパルタです と、いきなり激しめなアドバイスをしてしまいましたが、この本はこんな感じでスパルタなアドバイスをたくさん書いています。 この本を手にとってくださった方は、おそらく「小説家になりたい」と考えていらっしゃる方だと思います。 そんなあなたもご存知の通り、小説家になりたいと思っている人はたくさんいます。 その中で本当に小説家になる為には、人並みの努力をしていても届きません。たくさん努力をする必要があります。 小説家を本気で目指している方に送る本として生ぬるいことは言っても仕方がないなと思ったので、この本ではあえて厳しいことをたくさん書くことにしました。 最初に断っておきますが、この本を読んだからといって必ず小説家になれるわけではありません。そんな保証はできません。 しかし、確実に小説家に一歩近づくことができます。 なぜなら、この本を読んでいただくことであなたの中の覚悟が変わるからです。 この本を読み終えた時にはきっと「もっと小説を書こう」「小説家になる為にもっとアクションを起こそう」という気持ちになっているはずです。 その覚悟を持っているかどうかが本当に小説家になれるかどうかの明暗を分けていると私は思っています。 いつもYouTubeの動画をご覧いただいている方には「いつも温厚な小狐がスパルタなことを言っている!」と驚かれるかもしれません。 動画ではあまり厳しいことは言わないように心がけてきましたが、この本はクローズドな場であり、読んでくださっている方が本当に小説家を目指している方だと分かっているので、思い切り自分が思っていること、アドバイスしたいことを書きました。 あと、YouTubeなどの動画では言えないことも結構多いんですよね。ですがこの本では本当のことを全部書いています。 ちなみにこの本では「小説を書く方法」については解説をしていません。理由は本文にも書きますが「小説の書き方は教えられない」と思っているからです。 そして私は小説家になるためには小説の書き方を学ぶよりも「小説家を目指す上での心構え」などの”マインド”を変えた方がいいと思っています。 マインドが変われば行動が変わる。その結果、小説家への道が開けると考えています。 さて前置きが長くなりましたが、さっそく次章から私が小説家志望のあなたへ送りたいアドバイスを書いていこうと思います。 この本があなたの人生を変えるきっかけになりますように。 ※こちらの本の文字数は約二万文字、原稿用紙約六十枚分です。普通の書籍よりも文字数が少ない作りになっていますが、私がこの話を聞けるならこれくらいのお金を払ってもいいなという値段設定にさせていただきました。文字数が気になる方は購入をお控えいただければ幸いです。

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