著者:安藤秀樹
ページ数:257

¥500¥0

本書でお伝えする内容は端的にまとめると下記のとおりです。
●外資系企業未経験者でも転職直後から円滑に仕事が回せる心構えと仕事術
●外資系企業ならではのコミュニケーションと人の育成方法
●具体的な成果と時間軸を意識した仕事への考え方
●今日から使える!職場を明るくするための知恵を網羅!
●社内評価を勝ち取る!仕事術&社内コミュニケーション
など
– なぜ、競争力の高い外資系企業が多いのか
– 右肩上がりに業績を伸ばす企業が多い根本の違い
– 成長したいなら外資系企業を選ぶべき理由

を知りたい人にとって最適な一冊となるでしょう。
————————
~まえがき~ より抜粋
企業人として40年以上外資系IT業界で働き様々な職種を経験してきました。この業界では人材の流動性が高く、そして移動範囲が比較的に狭く、転職をしても以前の職場で一緒だった人と仕事を共にしたり、会社は異なれど、互いに多くの共通の知人を持ったりすることが珍しくありません。外資系IT業界の中での転職が、あたかも一つの企業の中での部署移動のように、どこへ行っても知り合いがいるような世界を感じました。この本のタイトルはそれに由来します。
本書が役に立つと思う読者像を挙げると、次の3つになると思います。

  1. 外資系IT企業で働くことに興味を抱いている人。現在、日本企業で働いていて将来のキャリアに外資系、それもIT企業で働くことを考えている人。
  2. 常に新しい働き方を考えている人。もっと楽しく仕事をすることを考えている人。
  3. 外資系IT企業で働いていて、自分のキャリア、経験を振り返り、さらに一段上のキャリアを目指したいと思っている人。

第一章は、外資系IT企業の特徴について述べました。自分の経験から客観的に業界を眺めてみましたが、外資系IT企業での働き方に少しでも興味、関心を持っていただけたら嬉しいです。
第二章はいわば体験の共有編です。「ニッポンIT株式会社で学べたこと」として、この業界での仕事を通じて学んだこと、経験してきたこと、大切にしてきた自分の考えや、仕事のノウハウについてまとめてみました。独断と偏見に満ちた内容ですが、共感頂けるところがあれば幸いです。そしてまだまだ続く人生の旅への楽しみについて総括しました。
第三章では、外資系IT企業の仕事図鑑、そして付録としてよく使われる用語について記述しました。仕事図鑑については、自分の過去のキャリアから見つめてみた内容ですが、What視点(どんな仕事なのか?)を中心とし、How視点(どの様なやり方が良いか?)はここでは多くを語っていません。
この本を手にしたあなたが、「ニッポンIT株式会社」に興味を持ち、この厳しくも楽しい世界へのチャレンジを思い立ったり、また既にその従業員として、ご自身のキャリアを振り返る機会を持って頂けたら嬉しい限りです。

―― 目次 ――
第一章 外資系IT企業ってどんなところ?
第一節 外資系IT業界って特殊ですか?
先ずは、スピード/変化への対応
第二節 外資系IT企業は成果主義(仕事を評価する基準)
第三節 成果主義を支える多様性の尊重
アカデミック・キャリアについて
第四節 英語力は大切
第五節 コミュニケーションはストレートに

第二章 こうして仕事に取り組んできました
第一節 ニッポンIT株式会社に惹かれる理由
第二節 何はともあれ、多様性を認めることから
第三節 アカウンタブルであること。そしてリーダーシップ
Accountable側に身を置くか?それともVictim側に?
チャレンジすること。Can Do(こうすれば出来る!)の発想で臨む
「何故、僕なんですか?」 VS 「任せてください!」 台無しにする言葉、心湧きたつ言葉
そして、リーダーシップが全て/リーダーへの道/リーダーシップの類型
Yesか、Noか、横にどけ/何はともあれ、スピードが大事 - ボールを持っているのは誰?
OwnerとDue Date
第四節 コミュニケーション能力
アサーティブ(Assertive)にいこう!/ハラスメントにご注意!/要求の定義を明確にする/
コミュニケーションのための英語力/ミーティングの心がけ/長いメールは書かない/
妙なところで笑わない/嫌なことを伝える
第五節 チームワーク
新しい組織は混乱期を経て結束する/新しい仲間を受け入れるイベント/楽しもうよ!/
人を褒める儀式について/後工程はお客様
第六節 プレゼンス(あり方)を考える
寝てはいけない!/教育機会を甘くみない/Why?と問うてみる/ニッポン代表という立場で考えてみる
第七節 自分の将来キャリアを考える

第三章 ニッポンIT株式会社 仕事図鑑
第一節 グローバルIT企業の組織構造
Region(地域)別オペレーション
ビジネスユニット、オペレーショナル・マネジメントとファンクショナル・マネジメント
第二節 Value Chainを眺めてみる
第三節 ニッポンIT株式会社の仕事アレコレ
【営業(Sales)/アカウントマネージャー(Account Manger)】
【プリセールス/セールス・エンジニア(営業の女房役)】/【エヴァンジェリスト(Evangelist )】/
【ビジネス開発(Business Development)】/【インサイド セールス(Inside Sales)】/
【マーケティング(Marketing)】
― プロダクト(Product)/ソリューション(Solution)マーケティング
― フィールド・マーケティング
― パートナー・マーケティング
【カストマーサクセス(Customer Success)】/【パートナー営業(Partner Sales)】/
【サービス・デリバリー(Service Delivery)】
― プロジェクトマネージャー
― チャージャブル・レシオの考え方
【プロダクトマネージャー】/【カストマーサポート】/【セールス・オペレーション】/【広報】/
【財務・経理、法務】
【カントリーマネージャー】
業界トップランナーからの学び/日本人としての誇りとソフトウェア業界のジレンマ
おわりに

【独断と偏見の用語集(順不同)】
Headcount(ヘッドカウント)
Pipeline(パイプライン:セールス案件のプール)
Topline / Bottom-line (売上と収益)
SPIFF(スピッフ:販売奨励金)
Offer(採用通知)
PA (Performance Appraisal:業績評価)
PIP (Performance Improvement Program:業務改善プログラム)
RIF (Reduction In Force:強制解雇)
QBR (Quarterly Business Review:四半期業績評価)
Kick Off Meeting (キックオフミーティング)
All Hands Meeting (Get together、 Town Hall Meetingと同義)
One on One meeting(個別ミーティング)
Deep Dive Session (ディープダイブ・セッション)あるいは Meeting
Escalation(エスカレーション)
POC (Proof Of Concept)
Case Study(ケーススタディ)
SLA (Service Level Agreement)
RFP (Request For Proposal 提案依頼)
【了】

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