著者:谷坂 俊典
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音楽科の授業をすることに困っていませんか?  この本は、小学校の先生になられたばかりの方や、音楽の授業に対してちょっと困っている方、あるいは「もっとうまく教えたい!」という方、そして、小学校へ教育実習に行く学生の方に向けて書かれた本です。  私が現在勤めている学校では、毎年50名程の教育実習生が来て、全員ではありませんが、音楽科の授業を経験していきます。  ところが、「音取りってどのように指導したらよいのかわからない」「子どもがリコーダーで正しい音を、なぜ出せないのかわからない」「音楽づくりの学習を経験したことがない」「鑑賞って聴かせて感想を書けばいいのでは?」という、題材の導入場面の指導の仕方や、音楽科の根底にあるべき授業スキルといえる考え方が備わっていないことを感じ始めました。  現職の先生方に目を向けてみますと、現職の先生は先生で忙しい毎日を過ごされています。いつの間にか職務が大きく膨らみ、多くの先生にとっては小さな細かい指導法について十分に研修する時間をもてていないというのが現状なのではないでしょうか。  そんな方々のために、私が普段から実践していることや、先輩諸氏から教えていただいたこと、音楽科を指導するときに関わるあらゆる考え方など、いわゆる音楽科を指導する際の授業スキルをご紹介していきます。 <目次> はじめに 第1章  歌唱指導のアイデア  第一節 音を取るときはア・カペラがいい!  第二節 ピアノが弾けなくても大丈夫。CDの活用の仕方  第三節 大きな声を出させたいのなら  第四節 音痴は大きくわけて2パターン  第五節 歌うときの声はどんな声がいいのか 第2章  器楽指導のアイデア  第一節 「鍵盤ハーモニカ」と「リコーダー」は小学生のための楽器?  第二節 鍵盤ハーモニカを演奏するときのつまづきポイントは3つある!  第三節 鍵盤ハーモニカもリコーダーもタンギングが大事  第四節 リコーダーは左手が上にくるようにさせるには  第五節 息で大切なことは、「大きなシャボン玉」「あたたかさ」「冷たさ」  第六節 それでも正しい音が出ない!穴の押さえ方を確認する 第3章  音楽づくりのアイデア  第一節 リズム遊びだって立派な音楽づくり  第二節 制限が創造力を生みやすくする  ・3年 音楽づくり「3つの音で、おはやしのせんりつをつくりましょう」から考える。  第三節 音楽づくりには思いや意図が大事  ・4年「音階から音楽をつくろう」から考える。 第4章  鑑賞指導のアイデア  第一節 下準備が大切!授業の前にできればしておきたいこと  第二節 鑑賞学習の目標に多くある「味わって聴く」ということ  第三節 誰かが聴き取った音や音楽を全員で共有する  ・2年 アンダソン作曲、「そりすべり」の学習から考える。  第四節 比較をするとわかりやすさアップ  ・5年「曲想を味わおう」の教材曲「威風堂々第1番」から考える。  第五節 紹介文やPOPで伝えると考えをまとめさせられる! 第5章  音楽科アラカルト  第一節 机はいる?いらない?  第二節 指揮者を立てる?立てない?  第三節 音楽室に掲示していると便利なものは?  第四節 教科書をスキャナーで取り込もう  第五節 周りの先生をよく見よう! あとがき <著者紹介> 谷坂 俊典(たにさか としみち) 1977年3月  北海道小樽市生まれ 1999年   北海道教育大学岩見沢校小学校教員養成課程 卒業 2002年   北海道教育大学大学院音楽教育専修声楽専攻 修了 在学中に、旭川市新人音楽賞受賞。 羽幌町立天売中学校勤務後、イタリアのミラノに留学。 その後、札幌市立手稲山口小学校、札幌市立手稲中央小学校、札幌市立幌西小学校を経て、 現在、北海道教育大学附属札幌小学校にて音楽専科を務める。

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