著者:谷賢一
ページ数:98
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「妊娠」をテーマに数十名に取材を行い、7つの連作エピソード集にまとめあげた新作戯曲。とある架空の地方都市に存在する産婦人科の人々の姿を通じて浮かび上がる現代社会の様相、――少子化・晩婚化・ジェンダーロールやジェンダーギャップ・若者の貧困・不妊治療・中絶・ひとり親・モラルハラスメント・反出生主義、そして男女の意識の違い。「自分と異なる性/生を想像する」というテーマに基づき、男女入替えA/Bキャスト2バージョンで上演するDULL-COLORED POPの最新作です。
筆者:谷賢一
作家・演出家・翻訳家。1982年、福島県生まれ、千葉県柏市育ち。劇団DULL-COLORED POP主宰。日本劇作家協会・事業委員。新国立劇場演劇研修所・講師。
明治大学演劇学専攻、ならびにイギリス・University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study にて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された、ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受けている。
近年では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シルヴィウ・プルカレーテ演出『リチャード3世』(東京芸術劇場プレイハウス)、フィリップ・デュクフレ演出『わたしは真悟』(KAATホール/新国立劇場 中劇場)、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』(シアターコクーン)、アンドリュー・ゴールドバーグ演出『マクベス』(PARCO劇場)、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』(梅田芸術劇場/シアターコクーン)などに、それぞれ脚本や演出補などで参加している。
2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手掛け、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、ならびに文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2016年、セゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。2019年にはDULL-COLORED POP「福島三部作・一挙上演」で1万人動員を達成。さらに同作で2020年には第23回鶴屋南北戯曲賞ならびに第64回岸田國士戯曲賞をダブル受賞した。
近年の代表作にホリプロ『17 AGAIN』(翻訳・演出)、PARCO『チョコレートドーナツ』(脚本)、東京芸術劇場『エブリ・ブリリアント・シング』(翻訳・演出)、KAAT『人類史』(脚本・演出)・『三文オペラ』(上演台本・演出)、DULL-COLORED POP『福島三部作』(作・演出)、乃木坂46『三人のプリンシパル』(脚本・演出)、ワタナベエンターテインメント『光より前に』(脚本・演出)、『デジモンアドベンチャーtri. ~8月1日の冒険~』(上演台本・演出)、新国立劇場『白蟻の巣』(演出)、地人会新社『テレーズとローラン』(作・演出)、梅田芸術劇場/シアターコクーン『ETERNAL CHIKAMATSU』(脚本)、あうるすぽっと『TUSK TUSK』(演出)、KAAT『ペール・ギュント』(翻訳・上演台本)、PARCO『マクベス』(演出補)、東宝『死と乙女』(演出)、シアターコクーン『PLUTO』(上演台本)、東京グローブ座『ストレンジ・フルーツ』(演出)、シアタートラム『モリー・スウィーニー』(翻訳・演出)などがある。
Playwright and director. Born in Fukushima. Studied drama and theatre at Meiji University in Japan and Kent University at Canterbury in UK, and founded his company DULL-COLORED POP in 2005. Selected as a Junior Fellow of The Saison Foundation in 2016. He has also taken part in the script or direction of works by Silviu Purc?rete, Philippe Decoufle and Sidi Larbi Cherkaoui among others, and received the 23rd Tsuruya Namboku Drama Award and the 64th Kishida Kunio Drama Award with “Fukushima Trilogy” in 2020.
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