著者:甲斐武
ページ数:136

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始めにの部分から内容紹介します。

「株式投資羅針盤2021年12月版」です。
個人投資家の銘柄発掘のお手伝いのための本としてほぼ毎月初めに出版しています。
この「2021年12月版」は2021年11月30日(火曜日)までのマーケットを見て書き始めましたが、出版までに新しいニュースが出てくればできるだけ反映させました。

個別銘柄の投資魅力をわかりやすく説明するため多くのグラフや表を使い、また直近月末(11月末)の株価や時価総額、11月末までの1年、2年、3年、5年、10年間の株価騰落率を掲載しています。

この本では比較的小型の成長株を中心に銘柄を紹介しています。時価総額が大きいトヨタ自動車やソニーも最初から大企業だったわけではありません。
最初はベンチャー企業としてスタートしたものが現在の姿のように成長したものなのです。
世界を見渡してもここ数十年で急成長したアップルやアマゾン、アルファベット(グーグル)もすべて小さなベンチャーからスタートしたものです

株式投資は「功成り名遂げた」一流の大企業に投資するのも良いかもしれませんが、せっかく株式投資をするなら「これから株価が大きく上がることが期待される成長株」をぜひポートフォリオの中心に持っていて欲しいものです。
というのもこれから「功成り名遂げる」であろう銘柄を長期保有することによって、その企業のオーナー経営者と同じように大きな資産を構築することができる可能性があるからです。

毎年春になると世界長者番付が発表され、それと同じく日本の長者番付も発表されますが、ほぼ全員が急成長した企業の経営者となっています。例外は伝説の投資家、「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏くらいです。

株価は上昇力を内在(複利で資産を効率的に再生産)
 株価は歴史的に上昇する力を内在しています。
ウォーレン・バフェット氏は、「NYダウは2100年までに100万ドルになっているだろう」とおっしゃっていますが、個人的には2050年までに100万ドルになっているだろうと思っています。

 世界を代表する株価指数NYダウは、資本主義の象徴として見るべきもの。
いまから40数年前は500ドル前後でした。それが現在は60倍以上の30000ドル台。

なぜそうなるか?
株価は企業の価値を総合したものです。
企業の将来のすべての利益を包含し、かつ蓄積してきた資産の価値を総合したものですが、そのなかには通常は価値としては測りにくい「ブランド力」も含まれます。

そして企業活動で獲得した利益を毎年のように資産として蓄積、そして保有不動産がインフレなどで上昇すればその分も合わせて評価されていきます。
利益率が高い企業は資産の再生産そして蓄積も非常に効率的ですから株価が10年足らずで数十倍になるものもあります。
これが株式投資の最大の魅力といえるものです。

 「株価は本来的に上がりやすいもの」という常識をもって保有していきたいものです。
なおROE(自己資本利益率)の高低により、自己資本成長(自己資本の再生産)に差が出ます。
当然ですが、「ROEが高ければ株価上昇力が強く、低ければ上昇力も弱い」というように株価の上昇力に違いが出ます。
株式投資でROEが注目を集めているのは長期的に株価を押し上げる力のうちROEの高さが最大の要素だからです。

 付け加えると米国株と比べて日本株が全体として上がりにくい理由もROEに差があるからです。
米国株のROE平均が15%前後に対し、日本株は8%前後と見劣りがします。
その差があるために米国株の人気が高くなっていることも事実です。
 株式投資羅針盤ではROEの高い銘柄を中心に銘柄選定を行っています。

「オンリーワン企業、ブルーオーシャン企業の」株式を持とう
独自のビジネスモデルで成長を続けるいわゆる「オンリーワン企業」の株価は基本的に右肩上がりを続ける傾向が強く、このような銘柄を中心に掲載する姿勢を続けています。競合企業がほとんど存在しないいわゆる「ブルーオーシャン企業」も同じです。

オンリーワンやブルーオーシャン企業の株式への注目を続けなくてはいけないと思います。
実際このような企業はいわゆる「10倍株(テンバガー株)」になる期待も大きいと考えています。またそういう銘柄の押し目局面は絶好の投資タイミングであると考えます。

オンリーワン、ブルーオーシャン企業の株価は大幅上昇が期待されます。たとえば
エムスリー 2010年代に株価26倍。
神戸物産 同43倍
MonotaRo 同88倍という具合です。
この3銘柄は2020年代に入っても成長を続けている優れたビジネスモデルを持った企業であり、今後も動向を注目したい銘柄です。

これでお分かりだと思いますが株式投資は就職先探しと同じなのです!!
この本では中長期的な視点で銘柄(日本株オンリーですが)を選んでいます。
掲載銘柄であっても株価がすぐ値上がりするというものばかりではありませんのであらかじめご了承ください。

この本では良いものは良いということを重視して、できるだけ短期指向に陥らないような銘柄選定を心掛けています。
なおもともと掲載銘柄選定は中・長期指向ということではありますが、短期での成果もまた良しとするものです。

この「2021年12月版」に掲載した銘柄は32銘柄。
好業績銘柄を中心にプラットフォーマーやDX、半導体、EV、コロナリベンジ株などを掲載しています。

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