著者:永嶋信晴
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ここ10年間で、東京は大きく変わりました。東京オリンピックを控え、さらに変化のスピードが加速しています。かつて、毎日のように訪れていた場所が、いつの間にか初めて見る風景に変わっていることも少なくありません。再開発によって、ビルが上に伸びるとともに都内の緑の面積も増えています。かつて訪れたときより、梅や桜、新緑、紅葉などに触れる機会が多くなりました。都内を歩くと、より四季の変化が実感できようになったと言えるでしょう。
本書は、そんな変わりつつある都内の見どころを歴史的な視点で歩くためのガイドブックです。一緒に散歩しているような臨場感が出せるよう、300枚以上の写真と3万字を超える文章のバランスに配慮しました。市販のガイドブックに載っている観光スポットもありますが、歴史に興味のある人なら立ち留まってじっくり眺めたくなる場所の紹介に多くの文章を割いています。
特に、都内の城跡はほとんどの観光ガイドブックがスルーしていることが少なくありません。本書は、城好きなら行ってみたくなる、知る人ぞ知る戦国の城跡にもスポットライトを当てているのが特徴のひとつです。
東京の観光スポットはとてもバラエティに富んでおり、歴史好き以外にも、神社仏閣、美術、公園、古い町並、文学などが好きな人たちを満足させる場所が数多くあります。自分が興味あるアイテムに触れるという目的を持って歩くことで、今まで気づかなかった新しい何かが発見できるかもしれません。
歴史ファンにとって、ウォーキングと歴史探訪の相性は抜群だと言えます。誰でも、司馬遼太郎の「街道をゆく」気分で、歴史スポットをさまざまな解釈を加えながら歩く楽しみがあるのではないでしょうか。
皆さんも、本書で激変する東京を体感してみませんか。
目次より
第1章 オシャレな街・南青山にある根津美術館と岡本太郎記念館 東京都港区
1.オシャレな街・南青山にある二つの美術館
2.岡本太郎のアトリエ兼住居のあとに作られた岡本太郎記念館
3.リビングや庭に、個性的な作品がいっぱい
4.2020年東京オリンピックの新国立競技場と同じ設計者の根津美術館本館
5.根津美術館八景が楽しめる庭園
第2章 高尾山麓に広がる東京屈指の観梅スポット・高尾梅郷 東京都八王子市
1.都内屈指1万本の梅の花が咲く高尾梅郷
2.武田と北条の戦いの舞台になった廿里砦
3.高尾山を借景にした庭が素晴らしい駒木野庭園
4.のどかな川辺の景観と梅の花がコラボで楽しめる遊歩道梅林
5.関所梅林には、江戸時代の関所の吟味の様子を伝えるアイテムがある
6.天神梅林からは、天空の中央フリーウェイが見える?
7.梅と鉄道、高速道路のコラボの景観が楽しめる荒木梅林
8.高尾梅郷一押しの絶景スポット木下沢梅林
第3章 駅からのアクセス抜群の戦国の城跡と日本のシルクロードを歩く 東京都八王子市
1.東京の城跡のメッカ・八王子市
2.戦国時代の城跡の防御施設を体感できる
3.癒しのアイテムがいっぱいの片倉城址公園
4.東京にもシルクロードがある
5.心霊スポットとしても有名な道了堂跡
6.石垣に囲まれたお屋敷跡にある絹の道資料館
第4章 野球ファン必見の野球殿堂博物館と無料で大都会を一望できる文京シビックセンター 東京都文京区
1.社会人女性のワンダーランド・ラクーア
2.野球ファン必見の野球殿堂博物館
3.過去や現役の有名選手たちのユニホームがいっぱい
4.日本野球の発展に貢献した人たちを称える野球殿堂
5.現役の一流投手と対戦できる
6.無料で、東京の大パノラマが楽しめる文京シビックセンター展望ラウンジ
第5章 徳川家康の生母の菩提寺・伝通院と水戸光圀ゆかりの名園・小石川後楽園を歩く 東京都文京区
1.文京シビックセンターの下に広がる礫川公園と東京都戦没者霊園
2.徳川家康生母の菩提寺・伝通院
3.徳川光圀ゆかりの小石川後楽園
4.東京の中心地に残る深山幽谷の風景
5.後楽園を代表する景観・円月橋と水戸家ゆかりの梅林
第6章 八王子城の巨大さを実感できる小田野城と野趣あふれる戦国の山城を体感できる浄福寺城 東京都八王子市
1.曲輪の広さに驚く小田野城
2.戦国の山城の難攻不落さを体感できる浄福寺城
3.山登りというより、スポーツクライミング
4.何本も別れた尾根に曲輪や堀切、土橋、土塁などの遺構が残る
5.八王子のラビリンス・浄福寺城
第7章 ノスタルジックな気分に浸れる小平・ガスミュージアムと松並木が美しい小平霊園 東京都小平市
1.ネーミングが気になる東京街道
2.ガスミュージアムで、街の灯りのありがたさを実感
3.昔の懐かしいガス機器に出会える
4.緑豊かな公園の雰囲気の小平霊園
5.都立霊園では唯一の樹木葬・樹林墓地がある
第8章 江戸から明治時代の暮らしを体感できる小平ふるさと村と緑道沿いの公園めぐり 東京都小平市
1.様々な季節の景観が楽しめる狭山・境緑道
2.小平ふるさと村は、個性的な古建築がいっぱい
3.現存する郵便庁舎のなかでももっとも古い建物のひとつがある
4.江戸時代の農民の暮らしを実感できるアイテムがいっぱい
5.玄関部分だけでも、今の住宅より広い?
6.開拓民の過酷な暮らしを実感できる復元住宅
第9章 東京23区は、緑が増殖中!神田川近くの魅力的な公園めぐり 杉並区・世田谷区
1.意外と緑が多い東京23区
2.芸術家と文化人の街だった永福町
3.将軍手植えの松と駅と町名の由来になったお寺
4.新品感が半端ない下高井戸おおぞら公園
5.いきなり登場する縄文人に驚く塚山公園
6.手つかずの自然なのにセレブな雰囲気が漂う三井の森公園
7.2代将軍のガチョウ?に出会える将軍池公園
著者プロフィール
永嶋 信晴 [ナガシマ ノブハル]
1959年、東京生まれ。早稲田大学および日本大学卒業。地方銀行に約10年間勤務した後、各種業務代行会社を設立し独立。趣味はウォーキングで、40年以上にわたって関東地方の名所旧跡を訪ね歩いている。歴史散歩の本の出版は今回が初めてだが、かつて「国内旅行365」や「バスサガス」「トラベルラウンジ」などの国内旅行サイトに数多くの記事を提供し人気を博した。特に、戦国時代の城跡めぐりはライフワークとなっており、独自の視点からのレポートには定評がある。司馬遼太郎の歴史小説とBS旅番組のファン。
◆ 永嶋信晴 著作 ◆
( 家庭医学・福祉書 )
・「ハッスル!老健 介護老人保健施設のすべてがわかる本」(ゆまに書房)
・「世界一やさしい脳卒中にならないための本」(健学社)
・「図解入門 よくわかる最新病の基本としくみ」(秀和システム)
・「図解入門 よくわかる最新病の予防と治療」(秀和システム)
( ビジネス書 )
・「時代、場所、業種を選ばず、どんな人でも成功する新規開拓営業の教科書」(青月社)
・「こんなときどうする会社の人事・労務Q&A」(第一法規)共著
・「3日でわかる銀行業界 2019年度版 (日経HR) 」編集協力
・「3日でわかる銀行業界 2019年度版 (日経HR) 」編集協力
( 電子書籍 )
・「セーラー服と糖尿病 血糖値の上がったお父さんを救うため、女子高生が糖尿病の謎に挑む 糖尿病の基本編」
・「セーラー服と糖尿病2 実例と会話形式で、誰でもやさしく楽しく糖尿病の食事療法の基礎知識が身につく」
・「セーラー服と糖尿病3 運動は、血糖値を下げるだけでなく、生活習慣病に対する万能薬になる」
・「新規開拓営業必勝テキスト: デジタル全盛の時代だからこそ、アナログ営業が効果を発揮する」
・「怖い上司とやさしい上司 どっちがお得?: 会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法」
・「仕事をゲームにしてみた結果!! 社員のやる気をMAXにさせた、ゲーミフィケーションの活用法」
・「25歳までに知っておきたい若手営業マンのための契約を取る技術」
・「営業マネージャー必見 部下を動かす指導・育成法」
・「中堅営業マンがワンランク上を実現するテクニック」
・「デキる営業マンの丸く収める苦情処理術」
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