著者:Lyustyle
ページ数:220
¥300 → ¥0
これまでブログ,note,メルマガなどさまざまな媒体に書いてきた読書についての考え方や実践について,経験から書き連ねたものをまとめた本です。
10年にわたる読書の営みを著しました。
人生最多忙期に,いかにすれば本を読み進められるかという中でジタバタしながら行ってきたその数々の工夫は,「こんなのありか!」と呆れたり仰天したりするような読み方です。
私は、まだ駆け出しの26歳のころ、一冊の本に出合いました。
渡部昇一氏の「知的生活の方法」です。
この本との出会いが、30数年後の今の自分を決めたといっても過言ではありません。
その本を読んだことにより、私はその後の人生を「知的生活」というスタイルに一歩でも近づくという生き方をしようと決めたのです。
「知的生活」とは、ハマトンによって提唱された生活のスタイルであり、渡部昇一氏自身もその本に影響を受けて、後年大ベストセラーとなる「知的生活の方法」を執筆されることになりました。
そのスタイルとは、自らの選んだ本で自分のライブラリーを育て、その本たちに囲まれて静かに読書を続けながら、内省的に過ごしていく生活のスタイルです。
そこには、中心に「読書」という行為があり、読書すること自体が生活なのです。
「〇〇を学ぶためにこの本を読もう」という読み方でなく、その本を読むこと自体が意味を持つ。
そんな読書をする生き方です。
若いころから少しずつ集めてきたライブラリーから本を取り出し、ゆったりと心を静めながら読書し、時に内省し、自らの成長を楽しみ、日がな暮らしていく。
そのような生き方に26歳の私は心から憧れました。
そして、自分も小さくとも書斎を作り、ライブラリーと名付け、そこに毎月の給料からいくらかを出して、一生大切に読んでいきたい本を少しずつ少しずつ集めて充実させてきました。
そうしてつくった「作品」としての本棚に囲まれて生活をしていくことを楽しみに、一冊一冊買いそろえてきたのでした。
それから30数年たち、若い頃思い描いていたライブラリーができたのかというと全くそんなことはなく、まだまだ建設途中といったところです。
こうしたなかで、私は、長いこと、「読書の仕方」ということについて考え、文に表してきました。
よくブログ等で書いているのですが、僕には人生最多忙期という期間がありました。
2010年~2015年という6年間です。
このような時期にも僕はじたばたしながら本を読もうとしていました。
そんなに忙しい中に、「知的生活をめざす!」という心の柱があったからこそ、ひざががくがく、心臓がばくばくするような中でもなんとか心をこわすことなく乗り越えられたのだと思います。
知的生活を求める、という柱があったからこそ、今の私がここにいるといってもいいのです。
世の中には、すぐれた知的生活者がたくさんおられます。
そういう方々から見ると、私のような者が読書を語るなど片腹痛いといわれそうなほどの本の量しか読めていません。
しかし、なんとか読書を続けて、将来知的生活をおくりたい!という気持ちは人一倍あると思っています。
そんな私が、ブログやメルマガ、note などに書き連ねてきた、知的生活を目指す人の読書についての考え方として、この本を書きました。
「知的生活のつくり方」という名称は、今一生懸命にその生活を手に入れようと、時間、場所、方法などのさまざまな環境を作ってきたことを表したつもりです。
あれこれ工夫をしながら読書をしましたので,奇々怪々な読書のあり方に「こんなのあり?」と驚かれるかもしれません。
知的生活には遠くおよなばいながらも、人一倍多くの時間をそれにあこがれて過ごしてきた私の「読書論」
似たような思いの方に届けば幸いです。
目次
1 20冊並行読書
2 チリツモ読書.
3 立読
4 新聞読書
5 ウォーキング読書
6 一テーマ30冊読書
7 知的鍛錬読書
8 読書メモとその活かし方
9 自分の本棚をつくる
10 本に出会う
11 ゆったりと読む読書 遅読
12 忙しくても読書
13 情報を得るための読書
14 ツッコミ読書
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