著者:樋口恭介
ページ数:150

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【内容】
断片的な記憶をめぐる「工場」「野球」「眼を開けたまま夢を見る」のほか、円環的な時間の密室に閉じ込められる「時間の中のホテル」、SNSの投稿内容によって変動する国際道徳基準に翻弄される「国際道徳基準変動通知」など、著者のnote(現在は投稿削除済み)、Twitter(現在は投稿削除済み)、カクヨム(現在は投稿削除済み)、夢日記、その他ウェブサイトにて断続的に書かれてきた商業誌未発表作品を精選し収録。初期衝動を原液そのままに詰め込んだような短篇小説集。原稿用紙換算枚数約230枚。

【目次・初出】
・言語機能の契約失効に関する大切なお知らせ(初出:電話展示「Emergency Call」)
・物語の誕生(初出:note)
・時間の中のホテル(初出:mixi「magazine ii」)
・字虫(初出:ブンゲイファイトクラブ2 第一回戦)
・円盤(初出:note)
・機械と遊び(初出:某ワークショップ)
・悪夫と悪妻(初出:某友人の結婚式)
・浴槽(初出:note)
・ワクチン接種日(初出:note)
・俺は殺人鬼だった(初出:note)
・完全自殺マニュアルかと思ったら資本主義リアリズムだった(初出:note)
・国際道徳基準変動通知(初出:Twitter)
・ボルシェヴォの魔女(初出:note)
・祖父の思い出(初出:カクヨム)
・工場(初出:HOEDOWN「SUB-ROSA」)
・野球(初出:HOEDOWN「SUB-ROSA」)
・眼を開けたまま夢を見る(初出:HOEDOWN「SUB-ROSA」)

【著者について】
1989年岐阜県生。2017年、『構造素子』(早川書房)で第5回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞し作家デビュー。2021年、『未来は予測するものではなく創造するものである』(筑摩書房)で第4回八重洲本大賞を受賞。また2021年、編著『異常論文』(早川書房)が「SFが読みたい!2022年版」の国内SFランキング第1位。その他の著書に『すべて名もなき未来』(晶文社)。短篇小説集としては本書『眼を開けたまま夢を見る』(KDP)が初の単著となる。

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