著者:馬渕 裕嘉志
ページ数:83
¥99 → ¥0
「マンションの価値」について、認識が大きく変わるかもしれません。
タイトルは「管理を劇的に改善する」ですが、それは、手段であって、その目的、あるいは、
それでもたらされるものは、「あなたのマンションの価値が劇的に改善する」法則が書かれています。
その理由は、日常ではほとんど意識しない「マンション管理組合」の財政や、管理会社
との管理委託契約(管理サービス)の良し悪しこそが、「マンションの価値」を大きく左右
していることが分かるからです。
本書に出てくる「本当にあった怖い話」の一つは、住民が「知らなかった」ゆえに、
10年間で、1,000万円ものお金が、管理会社によって使わされたと言うものです。
しかし、管理会社担当者の「使い込み」ではありません。
「巧妙な手口」と言うものでもありません。
ちゃんと住民の同意があって、支払われたお金です。
まさか!?と思われるかも知れませんが、実は、どのマンションでも、いつ起きても
不思議ではない「怖い話」なのです。
もしかしたら、自分のマンションでも、水面下で起きているかもしれない!?
と警鐘を鳴らしてくれる本です。
筆者は、自らのマンションで役員や修繕委員を務めたマンション管理士。
現在、「マンション管理相談センター」の代表で、愛知県関連団体が主催する
「マンション管理学校」では、毎年、市民向け講座の講師を務めている、
この道の専門家です。
本書には、「ここまで公開しても良いの?」と言うくらい、実践的で、実績のある、
そして具体的な手法が書かれており、最後の締めは「愛」です。
「マンション管理組合向け指南書シリーズ」の第1弾として出版されています。
≪本書の構成≫
【序論】「SOS」が来るマンション、来ないマンション
【本当にあった怖い話】「自分のマンションは大丈夫だと思っていたのに・・・」
■ふたを開けてみたら…何と1,000万円の無駄使い■
■問題は、建物の不具合だけではなかった■
■マンション管理に潜在的な問題が隠れている宿命的な理由■
【法則1】経営的感覚で現状把握と目標設定
■現状把握のための12の質問■
■本当にあった怖い話「えっ?マンションの収支がいつの間にか赤字に?」■
■マンション管理と財政を分析する診断シートの活用■
【法則2】ジャストフィットな管理仕様書の作成+
■事例1:植栽管理■
■事例2:管理費等の滞納督促■
【法則3】競争原理を働かせた管理委託費で財政改善
■「財政改善」は管理会社への委託費以外でもできる■
■火災保険は、見直し要素がいっぱい!■
■火災保険の賢い選び方■
■生活系サービスの無駄を省く■
【法則4】将来を見据えた効果的な投資
■マンションの電気料金を安くする6つの方法■
■電気料金を劇的に安くする高圧一括受電方式とは?■
■20戸のマンションで、何と年間120万円(最大)の電気料金削減!■
■「集まって住む」マンションのメリットを最大限に活かす■
【法則5】“経営感覚”と“愛”のある専門家の活用
【おわりに】
■恐らく、日本初の「マンション管理士顧問付きマンション」の販売■
【著者紹介】
馬渕裕嘉志(まぶちゆかし)
岐阜市生れ
株式会社リブネット・プラス マンション管理相談センター 代表取締役
しあわせデザイン研究所 代表
昭和60年、中部電力入社。平成12年、社内ベンチャー制度第1号(株)リブネットを設立。
日本の家づくりを最適化する「お客様も事業者も共に幸せになる“家づくり仲介システム”」
を開発。7年間で1000件以上の家づくりに関わった後、平成19年9月に中部電力から離れ、
3年間で、住関連コンサルティング会社3社を設立。全国でコンサルティング・執筆・講演を行う。
平成19年から毎日執筆しているブログ「しあわせデザイン研究所」は、全国人気ブログ
ランキング(建築部門)年間1位も獲得している。
著書:「マンション大規模修繕工事のコストダウンを成功させる7つの法則」
「実録 マンション大規模修繕物語」「大地震・計画停電に負けないマンションになるための
5つの法則」「「図解 インテリア住宅」店舗システム協会編(執筆協力)」
「住まいと電化」連載他執筆多数/「新建ハウジング」連載他執筆多数
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