著者:關 洸念
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1900年、世界の総人口は16億人だった。それが、国連推計で2010年69億人、たった110年で約4.3倍。驚くべき大変化だ。これが2050年には80億人から105億人に増えると予測されている。
当然人口が増えれば食糧もそれだけ必要になる。しかし、この地球上で食糧・水・エネルギーという人類生存のための3大要素の供給量は限られている。当然、地球が養える人口にも限りがある。現在でも飢えで苦しむ人々が多くいる。すでに限界を超えているのかもしれない。
世界の飢餓人口は今、約9億5000万人にのぼるという。「黄金(先進国)の10億人」に対して、「飢えた10億人」という概念が生まれている。サハラ以南のアフリカでは3人に1人が慢性的な栄養不足に陥っている。国連を中心とした世界人口抑制政策が必要である。
アメリカの資源・環境問題の専門家、レスター・ブラウン氏が著書「飢餓の世紀」で「戦争ではなく食料不足こそが将来のもっとも重要な脅威」である、と警告を発してからすでに10年以上が過ぎた。日本でも終戦直後の食料難を覚えている世代は次第に数少なくなってきた。この警告を忘れてはならない。

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