著者:柴 那典
ページ数:45
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この2010年代を代表するヒットコンテンツが、10代から圧倒的な支持を受ける理由は一体どこにあるのだろうか。そして初音ミクを筆頭とするボーカロイド文化と「カゲロウプロジェクト」の複雑な関係とは――!?
『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)が好評の編集者/音楽ジャーナリストの柴那典、『一〇年代文化論』(星海社新書)で「残念」をキーワードに現代の文化を読み解いた物語評論家のさやわか、そして「ねとぽよ」実質編集長でネット文化に詳しい稲葉ほたてが、「カゲプロ」から見えてくる“ユースカルチャー”の現在を解き明かす。
《 目 次 》
■2011年、「千本桜」と「カゲロウデイズ」の登場で何が変わったのか
■現代のボカロシーンを語る上での最大のキーワードは〈中二病〉
■バンド文化とは別の形での集団制作
■「脱・初音ミク」の動きと、楽器としてのGUMI・IAの台頭
■ボーカロイドをめぐるメディア報道の「ねじれ」とは?
■ライブパフォーマーとしてのじんはこれからどうなる?
■「分散型」でなく「中央集権型」のインターネット
■少子化の時代なのに「10代しか狙ってない」コンテンツだから面白い!
■じんの音楽的影響源としての「神前暁」をもっと語るべき!
■初音ミクにより明らかになった「BUMP OF CHICKEN」という存在
《 執筆者プロフィール 》
柴那典(しば・とものり)
76 年生まれ。ライター、編集者。音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立。音楽やカルチャー分野を中心にフリーで活動。「ナタリー」「リアルサウンド」「サイゾー」「MUSICA」など数々のウェブメディア・雑誌媒体でインタビュー・記事執筆を手掛ける。初の単著『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)を2014年4月に発売。
さやわか(さやわか)
74年生まれ。ライター、物語評論家。『クイックジャパン』『ユリイカ』などで執筆。音楽、漫画、アニメ、ゲーム、ネットなどジャンルを問わず批評活動を行っている。著書に『僕たちのゲーム史』(星海社新書)、『AKB商法とは何だったのか』(大洋図書)、『一〇年代文化論』(星海社新書)がある。
稲葉ほたて(いなば・ほたて)
ネットライター。「ねとぽよ」実質編集長。聞き手役のつもりで座談会で話してたら、喋りすぎて記名で登場することに。
※この電子書籍「音楽史の中のカゲロウプロジェクト――ニコニコ動画で総再生数2500万超の楽曲が生まれた背景」は、2014年4月25日に「PLANETSチャンネル」にて配信された記事を電子版向けに再構成したものです。
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