失われた世界へ4: ポータル

辛くも追跡者の手を逃れることのできた僕たち。タイムマシンを失ってしまった僕たちは、改めて移動手段を求めて、昆虫人の首都星を目指して宇宙を移動することになる。そしてその過程で明らかになっていく、これまで隠されていた火星の真実の歴史。その火星に新たに栄えていた謎の知的生命体。僕と近藤と田中唯の三人はやむをおえず、その謎の知的生命体が存在する火星に降り立つことになるのだったが……。『失われた世界へ』第四弾。

物語の主人公である僕はいつものようにネットサーフィンをしているうちに、ふと偶然奇妙なブログを見つける。それは未来からやってきた人間が書いたというブログだった。いくぶん胡散臭く思いながらも僕はブログの作者に対してメールを送ってみる。すると、思いがけない展開が待ち受けていた。
失われた五十万年前の地球の古代文明。火星文明とのつながり。タイムマシン。