著者:甲斐武
ページ数:46

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この本の冒頭部分である「はじめに」から商品案内をします。
11月の株式・為替市場は10月末の日銀の金融緩和第2弾によって激変しました。

株価水準が高くなりましたが、日銀の株式買い支えは非常に強力であり、大きな押し目があるような雰囲気ではありません。
ただし今後は全ての銘柄の株価が上昇するということではなく、強いものは上がり、そうでないものは上がらない「選別の時代」になるとみています。

「強い株がさらに一段と強くなる相場」を意識した銘柄選別をしてください。
また年末に向かって、株式市場は2016年3月期決算業績を見通す展開になっていきます。
今期だけではなく、来期の業績についての関心が高まる時期ということです。
選挙の結果に関わりなく今後の業績の行方が株価を決めますので、その点を充分に認識すべきと考えます。

この「株式投資羅針盤シリーズ」を月刊投資雑誌のように始めて9冊目になりました。
この「12月版」は今後の為替市場の変化などを見据えて株式市場全体がどうなるかを見通して作成しました。

「株式投資羅針盤」が狙うのは紙の書籍・雑誌と徹底的に違うスピードの速さ。

この「12月版」はこれまで同様にギリギリの11月末日までの株価を参照しています。
この形式でこれまでいくつもの銘柄を紹介し、そのなかからいくつもの大幅上昇銘柄が出てきています。

たとえば5月版掲載のジャムコ(7408)は1700円台から2900円台に上昇、
同じく5月版掲載の花王(4452)は3500円台から4500円台に上昇しました。
さらに5月版や8月版掲載のファインデックス(旧社名ピーエス―シー(3649))は2000円台から3000円台に、
そしてさらに上昇して6000円台になりました。

この本は基本的に高ROE企業に着目し、原則として押し目買い➡数か月後の大幅上昇を狙うものです。
買ってすぐ翌日から値上がりする銘柄を特集しているわけではありませんので、
その点はご了承をよろしくお願いします。

なおこの「12月版」では、「高収益だが押し目にある」銘柄だけではなく、
「強い株がさらに強くなる」銘柄も多数掲載しています。

この「12月版」では実際には10銘柄ではなく特別のプラスアルファ銘柄1銘柄を含めて14銘柄を掲載しています。

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