著者:山田博士
ページ数:34
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車の人身事故の原因のうち、運転中の急病、しかも「生活習慣病」が原因なものが目立っている……という報告があります。警察庁の調べによりますと、2012年の交通事故発生件数は66万5138件だと言うわけですが、そのうち少なくても262件が、運転中の発作や病気が原因の人身事故だったと言うわけですね。でも恐らく、その実態を誰も口にしないだけで、実際の数字はこれどころではないと、思っております。自分でも気がつかないうちに「意識が朦朧として、なんとなく……事故を起こしていた」ということもあるでしょうからね。いずれにしても、そのうちのおよそ半分は、「生活習慣病」と言われる心臓病や脳血管障害でした。そして、こうした運転を継続できない原因として、脳卒中などの脳血管疾患が28.4%、心筋梗塞(こうそく)などの心疾患が23.2%……(以下省略)。そのような車が、今日も、「街中を走って」おります。とくに職業運転手のかただと、労働強化という大きな原因がありますし、また、交通環境が歩行者の側に立っていないということもあります。それらを含めた対策をいまこそ立てるべきときじゃありませんか。そうそうじつは、40歳以上の人たちに対して行われる「基本健診」。これは、国内で毎年1000万人が受診しているのですが、でもこれで病気が防げるのかどうか。皆さん驚かれるでしょうが、これほど「定期健診」などをしたとしても、皆さんの寿命がそれで1年でも伸びるかと言うと、そんな根拠は皆無(かいむ)なんですね。じつは、どこを探しても、そんなデータなど存在しない。そのあたりも含めて、誰がバックで笑っているのか。そのあたりを本書では述べてみました。ドライバーたちにもぜひご覧いただきたいなと思っております。いままでに発刊したほかの「社会の裏側!」シリーズも、どうぞお楽しみ下さい。楽しい文体が人気のようですよ。お楽しみに!
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