著者:正田 大観
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ブッダ直伝の初期仏教がよくわかる!正田大観著作集 ブッダのまなざしシリーズ【教義編】!

最古層とされるテキストを用いながらブッダの根本思想を明らかにしていきます。
はじめのブッダ ──初期仏教思想論序説 ──

【著者より】
──ブッダを知れば、法を知る、法を知れば、苦しみから解き放たれる──と言います。ただし、ブッダの教えを理解するには、単なる知的好奇心ではなく、心からの思いで、真剣かつ真摯に、教えの言葉と向き合う必要があります。悩み苦しみから解放されたい、という、切迫した動機に裏打ちされてこその、学びであるからです。現に悩み苦しむ者として、自らの悩み苦しみに終止符を打つべく、道を歩む覚悟があってはじめて、教えの言葉は命を宿し、目的の地へと導くのです。これは、書き手である私自身にも言えることであり、目指す地に身を置くか否かは、まさに、この一点にかかっている、と言っても、言い過ぎではありません。読み手である皆様と、思いをひとつに、ともに手をたずさえて、目的地まで御一緒できますことを切に願わずにいられません。

もくじ

はじめに
凡例(引用経典に関して)
目次
第一章 ゴータマ・ブッダの根本思想
 (1) 一切皆苦
 渇愛という心のあり方
 無常の論理
 渇愛が苦しみを生む
 渇愛を捨てる
 (2) 心のカラクリ
 渇愛は対象を伴う
 激流に流され・矢に射抜かれて
 五つの欲望の対象
 名前と形態
 識知作用
 心は対象を作り出す
 形成作用
 幻想を追い求める心
 喜びが世の束縛である
 堅固な結縛
 対象化作用と輪廻
 対象化作用と業報思想
 自縄自縛のシステムとしての対象化作用
 表象作用
 (3) 心の向きを変える
 ブッダの説く理想の境地
 無執着の心
 心の制御
 心の方向転換(回心)
 (4) 知見と気づき
 あるがままに知り見る
 欲望の対象に危険を見る
 欲望の対象を蛇の頭と見る
 救いの道としての気づきの知
 あるがままの世界
第二章 最初期仏教の基本的立場
 (1) 戯論寂滅
 論争せず
 慢心の思いが論を生む
 真理はひとつ
 見なき見
 (2) 内面への道
 祭祀・迷信・俗習では救われない
 カッコつき「宗教」の欺瞞
 真実は内なるあり方に
 信を解き放て
 言葉が世界を虚構する
 党派を作らず
 真の婆羅門とは
 智慧
 (3) 自らを洲とす
 激流を超える依り所
 自己とは何か
 自己こそを確たるものとせよ
 変容の成就(解脱)
 依存なき生
 他者とは何か
 他者へのまなざし
 慈しみ
 (4) 中の教え
 いまここに生きる
 苦楽中道
 本当の喜び
 楽しみを苦しみに・苦しみを楽しみに
 救いの道は苦行にあらず
 実践行としての知見と気づき
 両極を知り尽くす
 涅槃の境地
 生死を超えて生きる
 あるがままの世界
 参考文献
おわりに
著者紹介

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