著者:たっく
ページ数:83

¥250¥0

プログラミングの必要性がよく話題になりますが、まだまだプログラミング学習書は難しいものが多く見られます。本書は、プログラミングを全く知らない超初心者のために書かれた本です。

第1巻、第2巻に引き続き、超初心者に優しく Python を解説していきます。本書では前回解説しきれなかった while や for と if の組み合わせに続き、プログラムで重要な働きをする関数やクラスについて学習します。さらに、変数のスコープという初心者が理解しにくいけれども重要な点について理解しやすく解説します。

《本書より抜粋》

関数の基本1
さて関数です。まずは基本の基本からです。関数というと中学生の時に習った数学の二次関数などを思い浮かべるかと思います。プログラミングにおける関数も同じようなものです。例えば二次関数 y = 5x を例に挙げましょう。これは x にある値を代入すると5倍した値を返してくれる関数です。この **「何かを入れると何かが出てくる」** というのが関数で、その基本的な概念はプログラミングにおいても変わりません。ただしプログラミングでは「何かを入れる」というのは必須ではありません。

関数の詳しい話は徐々に進めることにして、まずは簡単な関数を作ってみましょう。”hello” という文字列を表示する関数です。関数は def で書き始めて関数名と括弧およびコロンを書き、インデントをつけるという決まりがあります。def というのは definition (定義) の短縮です。最後にコロンをつける点で for や if と似ています。一方で for や if と異なり関数名のあとに括弧が必要になります。この括弧には今は何も入れなくて大丈夫です。目的とする関数は次のように書けます。

入力画面
def myfunc():
print “hello”

definition というキーワードからお分かりの通り、上記のように記載することを 関数を定義する と表現します。定義というと大げさですが……

《もくじ》
 (それぞれの項目ごとに簡単な練習問題がつきます)
・はじめに
・本書の流れ
・while ステートメント
・for と if の組み合わせ
・関数の基本1
・関数の基本2
・ラムダ式
・関数のなかの変数
・変数のスコープ
・クラスの基本1
・クラスの基本2
・クラスの基本3
・ウィンドウを表示してみる
・raw_input 関数で対話式のプログラムを作る
・総合練習1 Fizz buzz 問題
・総合練習2 自販機問題
・総合練習3 Webページの読み込み
・おわりに

《著者略歴》
たっく
リサーチャー

1978年生まれ。

趣味は、片づけとプログラミング (Python) 。

主な著作に
『必要十分生活』(電子書籍)
『必要十分生活 ~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~』(電子書籍に加筆した書籍版)
『プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門』
など。

ちょっぷ
リサーチャー
たっくにプログラミングの世界を教えた張本人。たっくに誘われるまま、執筆に参加した。主に全体の監修と例題を担当。

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