刺青サンタ: ヤクザが障害者施設に行ってみたら、こんなことになった

暴力団員の小田切はある日偶然通りかかった障害者施設の前で、入所者の子供が投げたボールを拾って返してやった。
ひょんなことから小田切は、その子供が自分に再会できるのを楽しみに待っていることを知る。
ふらっと立ち寄った施設の中は、想像を絶する有様だった。そこから、小田切や周りの人々の生活が少しずつ変化してゆく。
元ヤクザの季栖倉夢舞（きすくら・むまい）氏によるノンフィクションベース作品第２弾。

目次

第一章　汚れた日々
第二章　出逢い
第三章　施設の現実
第四章　ヤクザ、福祉の道へ
第五章　善意を食い物にする人間
第六章　花火大会
第七章　咲いた花、散った恋
第八章　復活
第九章　前代未聞の興行
第一〇章　子供達の笑顔
後書
奥付

著者略歴
季栖倉夢舞（きすくら・むまい）
昭和39年2月26日京都市生まれ。
１０人きょうだいの第2子・長男。幼少時から貧しい家庭で育つ。
小学校から高校まで京都市内で暮らす。京都市内の工業高校卒。
小学生の頃から新聞配達のアルバイトをし高校時代はラーメン店で
アルバイトをしながら高校に通う。
高校時代、父親の暴力から母を守るため父親を殴った結果、
母親に家を追い出され一時期ホームレスに。
建設業やテキ屋などで働き、縁あってヤクザの世界に。
組内部のトラブルに巻き込まれ破門等を経験、
指定暴力団の三次団体組長になる。
その後相次ぐトラブル等によりヤクザの世界に見切りをつけ、
堅気となる。著書に、毒親に搾取され続けた半生を描いた「母という鬼　搾取の子」（あたま出版）がある。
本書はデビュー２作目。

奥付
刺青サンタ
平成二十七年十二月二十日発行
著者　　　季栖倉夢舞
発行人　　柿本篤弥
発行　　　あたま出版
　　　　　大阪市阿倍野区美章園2丁目16-8
　　　　　info@atama-pub.net
デザイン　柿本しのぶ

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