著者:高橋幸太郎
ページ数:116
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かつて、日本人が企画した携帯電話が、グローバル市場を席巻したことをご存じですか?
エクスペリアで有名なソニーの携帯電話が、世界市場を席巻!
全米でNo1になった携帯電話は、日本人が企画していた。あっという間に潮目が変わるITビジネスのスピード感。巨大なグローバル市場を相手にするときの高揚感。そして、栄華を誇った組織が勢いを失っていく寂寥感。グローバルで奮闘する日本人の侍たちと、ソニー・エリクソンの繁栄と衰退を描く、初めての本!「下町ロケット」でお馴染みの日本人の物作りへのこだわりがここにある。
◆筆者コメント
エクスペリアのブランドで知られる携帯メーカー、ソニー・モバイルですが、かつてはソニー・エリクソンという名前で世界の市場を席巻していたことは日本ではほとんど知られていません。特に日系の企業でありながら、海外を母体としていたので、そこで勤務していた一部の人間しかその詳細を知りません。私は商品企画の担当として、商品を中心に内部からその変遷を見てきましたが、その中での日本人のグローバルでの奮闘と成功体験を伝えたいと思いました。また、昨今グローバル化が叫ばれていますが、私は27歳まで海外に行ったこともなく、英語も全く話せませんでした。しかし、アメリカで勤務し、アメリカで1位になる携帯を現地の人間たちと作り上げることが出来ました。そして、今でも海外ビジネスに携わっています。その経験から、海外ビジネスの楽しさ、大変さ、達成感などを共有し、みんなが海外に出て行くことを勇気付けられるような本を書きたいと思いました。
◆本書の内容
ビジネスノンフィクション。ソニー・エリクソンのグローバルマーケットでの繁栄と衰退を、同社で携帯を企画していた筆者の視点で描く。グローバルの携帯事情がわかるビジネス書としての側面と、日本人がグローバルを舞台に仕事をする奮戦記のストーリーの2つの側面があります。
序章
ソニーからソニエリへ
ジョイントベンチャー
ソニエリ初の3G携帯
第1章
ソニエリ日本への配属
スーパープロデューサーズ
日本で最初のグローバル携帯
初のスウェーデン出張
Vodafone 802SEの苦戦
小型3G携帯K600
第2章
ウォークマン携帯
新しい企画チーム
求められる英語でのアピール
パリとストックホルムでのワークショップ
日本からアメリカへ
第3章
アメリカでの最初の仕事
ウォークマン携帯W300の成功
サイバーショット携帯
新しい薄型スライダー端末の開発
コードネーム・ローラ
勝負のトールゲート・ミーティング
ぎりぎりの挑戦
シェーク・イット!
全米チャートで1位獲得
第4章
成長の陰り
究極の折りたたみ電話の開発
iphoneとスマートフォンの登場
エクスペリア
サンディエゴへの異動
初のトールゲート・ミーティング不通過
相次ぐ構造改革
第5章
初代アンドロイド端末
激変する世界の携帯電話市場
さらばソニー・エリクソン
ソニーとは
◆著者名
高橋幸太郎(たかはしこうたろう)
◆著者プロフール
慶應義塾大学商学部を卒業後、ゲーム会社を経て2000年ソニー株式会社に入社。2004年4月より2008年10月まではソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社に在籍し、携帯端末の企画に従事。アメリカ勤務時代に企画した端末は全世界で4,000万台以上売り上げ、全米の販売台数ランキングで1位を記録する。ソニー退社後は、華為技術(ファーウェイ)日本株式会社にて、ネットワーク対応デジタルフォトフレームを日本に初めて導入。100万台以上のセールスを記録する。その後、GMOインターネット株式会社の子会社である、GMO GameCenter USAの取締役副社長を経て、フリーに。現在は、大手企業にて海外事業の推進を行っている。
コンタクト: kokt77@yahoo.co.jp
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