著者:藤場 俊基
¥550¥0

そもそもお寺とはいったい誰のものなのでしょうか?
そんな疑問に応える一冊です。

真宗大谷派教師養成学校である大谷専修学院同朋講座での藤場俊基師の講話を聴聞されたある御門徒が、これはぜひ広く共有されるべき「問い」であると、書籍化の志を立てられました。それがサンガ伝道叢書3『お寺は誰のものか』として、ここに結実。

実は、タイトルとなった講題が生まれたきっかけは、講師の自分自身への問いではありません。お寺の子ども会で起きたある事件がきっかけとなったのでした。その事件の詳細については本書で。
お寺に関わりをもって生きている全ての人に捧げる一冊です。
タイトルで気になった方はぜひご一読ください。
ふりがなを豊富にふってありますので、老若男女楽しく読める仕上がりとなっております。

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(本書より)
「お寺は誰のものか」という問いかけに対して、感想の中には、「お寺は御門徒のものだ」とか「如来さまのものだ」というような意見が多くありました。これは非常にまっとうな考え方だと思います。ただ、その中でちょっと引っかかったのは、皆さんがご自分の出身のお寺のことを「自坊」とおっしゃっておられることです。「自坊」とは「自分のお寺」ということを意味します。ところが一方では、皆さんは「お寺は御門徒のもの」とか「如来さまのもの」と、こう言っておられる。自分のものではないはずなのに「自坊」と言うのは、意地悪なようですが、これは矛盾ではないでしょうか。

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目次

・「感話」を通じての皆さんの受け止め
・子ども会を運営して
・お寺、そして御門徒の世代交代
・「破れ障子」事件
・『子ども手帳』の工夫
・常讃寺の成り立ち
・常讃寺の本堂再建と財政基盤
・「いのちは誰のものか」との問いかけ
・専修学院は誰のものか
・「悪人とは誰か」子どもたちとの対話
・「迷惑をかけたくない」という思い
・我が善き親友
・「心昏く識寡なく」の読み方について
・あとがき
・資料「ちかい」改訂版

著 者 略 歴 
藤場 俊基 (ふじば としき)
真宗大谷派常讃寺住職。1954 年石川県石川郡白峰村( 現白山市) に生まれる。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。三和銀行で5 年間勤務。大谷専修学院
修了。大谷大学大学院博士課程(真宗学専攻)修了。
(主な著書)
『顕浄土方便化身土文類の研究―弁正論―』(文栄堂)
『親鸞の教行信証を読み解く Ⅰ~Ⅴ』(明石書店)
『親鸞の仏教と宗教弾圧』(明石書店)
『親鸞に聞く阿弥陀経の意』(樹心社)
『『阿弥陀経』に聞く 極難信の法から問われる信』(響流書房・電子書籍)
『『教行信証』の現代的意義 不確かさに生きる一歩』(響流書房・電子書籍)
『凡夫、ゆきやすき道』(響流書房・電子書籍)

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