著者:「将棋世界」編集部
ページ数:84
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相振り飛車は、アマチュアの方にとても人気がある戦型です。振り飛車党が多いので、必然的にそうなってしまうところもあるかと思いますが、大駒が飛び交うダイナミックなさばき合いは、たしかに魅力的です。私も振り飛車党なので、公式戦でこれまでたくさん相振り飛車を指してきました。自分なりの研究も積み、それらは『相振り革命』をはじめとするいくつもの戦術書で発表しています。まだまだ定跡が整備されていない戦型なので、力将棋になりやすいですが、それでも特有の手筋が存在します。そこで本書は、相振り飛車を指すうえで、必ず知っておきたい基本手筋を集めました。やさしい手からひねった手、いざというときの勝負手など、楽しみながら考えて身につけてください。それらはいずれ、形を変え、また組み合わさった形で応用され、実戦で役立つはずです。本誌で連載した『相振り飛車の可能性』と併読していただければより理解が深まり、うまく指しこなせるようになるでしょう。(はしがきより)
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