著者:辻 真理子
ページ数:53

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ワインの常識から雑学まで、クイズも楽しみながら学べます。読みやすくわかりやすい内容です。ワインの選び方から味わい方、レストランでのオーダーまで、読んだその日からすぐ役立ちます。

<はじめに>より
「ワインって難しそう」「緊張する!」、そんな声を耳にします。確かに、私も数十年前(?!) ワインを飲み始めた頃は、何を選んでどう味わえばいいのかさっぱりわかっていませんでした。 当時、旅行先のパリでワインバーへ行ったときのこと。「辛口のワインが飲みたいです」と希望を言うと、カウンターの向こうから「じゃあ、シャルドネはどう?シャルドネのワインは甘くないから」。「では、シャルドネをください」とオーダーしたら「いや、シャルドネっていうワインはないんだよ」 え? ワイン、めんどくさい…。

そんな時期を経て仕事の都合でワインの勉強を始めた私はワインアドバイザー(現ソムリエ)となり、現在ワインセミナーの講師を務めています。
ごあいさつ遅くなりました、私、多分日本で一番キラキラしていないワイン講師、辻真理子と申します。見た目同様、きらびやかな話は全くできませんが、受講生の方からは「全然緊張しなくて楽しかった」「ワインが身近になった」などと感想をいただいております。こんな調子で差支えなければ、どうぞしばらくお付き合いください。

今回は初心者の方からのご質問が多い内容について解説しました。楽しくワインを味わう入り口となるよう、できるだけ専門的な用語は使わずに説明しています。雑談のネタになりそうなクイズやコラム、フランス・ボルドーでのメドックマラソンの体験談もご用意しました。

ちょっと慣れれば、面倒に思えた産地や品種の話は便利なキーワードに変わります。昔私が面食らった「シャルドネ」はぶどうの品種。「こしひかり」だって品種の表示です。 
この本を通じて、ワインが楽しい時間と素敵なコミュニケーションのきっかけになれば幸いです。

<目次>より
第一章 ワインを買うとき
 クイズ1/おいしいワインを選ぶには/価格について/ワインの味を決めるもの/品種について/ワインを人気にした映画/高級ワインは、なぜ高い?/気分で選ぶ/日本のワイン
 
第二章 フランスのワイン
 クイズ2/シャブリ/シャンパン/ボージョレ・ヌーボー/金賞受賞ワイン/フランス語 読み方5原則/ワインの格付け/ラベルの見方

第三章 家でワインを楽しむ
 クイズ3/ワインオープナー/グラスを選ぼう/ワインの保管/ワインを飲むときの温度/ワインと料理/レシピ紹介/おススメおつまみ/飲み残したワイン

第四章 ワインを味わう
 クイズ4/テイスティング/記録に残そう/香りで脳トレ?

第五章 レストランでワインを楽しむ
 クイズ5/ワイングラスの持ち方/ボトルの扱い/ソムリエって、何?/ワインリストのあるレストランでのオーダー
 
第六章 メドックマラソンのこと
 
第七章 ワインの概要

第八章 もっとワインを学びたいとき

<著者プロフィール>
辻 真理子(つじ まりこ)
一般社団法人日本ソムリエ協会認定ワインアドバイザー(ソムリエ)。大学卒業後、食品の商品企画業務に携わりワインアドバイザーの資格取得。現在女性ユニット「かとる」メンバーとしてワインと料理のイベントを主催。法律学科卒ならではの理屈っぽさと若干の天然がミックスされた雑学満載のワイン解説が好評。(有)アイピーサポート代表取締役。福岡県久留米市出身、東京在住。

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