著者:「将棋世界」編集部
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初めに断っておくが、この作戦のヒントをくれたのは、将棋ソフトである。しかし、「えーっ、そうなんだー」と思わないでいただきたい。私も初めは「うそだろう?」と思った。しかしアンテナには引っかかったので、研究をしたり練習対局で試してみたりした。準備期間は半年ほどだったと思う。そして、この次この局面に出会ったら、どんなシチュエーションでも必ず使おうと心に決めていた。それがたまたま14年2月の対青野戦だった。しかし、3局指して千日手2回と勝ち1回。私がやろうとしていた手順にも欠陥が見つかり、しかも誰もついてこない。諦めかけていたさなか、ある一局を機に状況が一変し、「私以外の人」の新手新工夫が続出して、この作戦が息を吹き返した。これは矢倉△4五歩反発戦法(15年9月号付録)のときと似ている。端が絡まないでも仕掛けが成立するため、最近では▲9五歩△1五歩と、お互い自玉の端を突き越す珍形まで現れた。しかしこうやって将棋は進化していくのだ。シンプルかつ攻め合える作戦だ。居飛車党の方は、ぜひお試しいただきたい。とりあえず革命は起こした。(はしがきより)
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