著者:安用寺 孝功
ページ数:226
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端を制するものが現代将棋を制す
矢倉、美濃、穴熊、銀冠、舟囲い、金無双・・・・・・。将棋にはいくつもの囲いが存在しますが、その全てに共通する弱点があります。
それが端です。
囲いは基本的に玉を端の方に囲うものであるため、端攻めが脅威になることは必然の結果であるともいえます。将棋において最も堅固な囲いであり、現代将棋の象徴ともいえる穴熊でさえ、端攻めをまともに食らってはもろくも崩れ去ります。
そうであれば、端の攻略の仕方、そして逆に端を攻められたときの正確な受け方は将棋を指す上での必修科目といえます。
本書はまさにそのニーズに応えるものです。
第1章「矢倉編」では、中盤での仕掛けから本格的な戦いまでの端攻め。
第2章「美濃囲い編」では、終盤を中心とした玉を直接攻める手筋と、相振り飛車での仕掛けに威力を加える端攻め。
第3章「穴熊編」では、いつも悩まされている堅さを、かなり弱体化させてしまう端攻め。
第4章では銀冠、舟囲い、金無双といったその他の囲いの端攻めを紹介しています。
見開き2ページで一つの手筋を紹介する形になっているので、自分の興味のあるところから読めるようになっています。
本書を読んで▲1五歩△同歩▲1三歩!の端攻めを常に狙う姿勢と逆に攻められたときの正確な対処を身につければ端はあなたにとって強力な武器になるはずです。
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