著者:深浦 康市
ページ数:228

¥1,525¥0

現代将棋で勝つために必要な「穴熊のプラスα」とは

本書は深浦康市九段による居飛車穴熊の戦術書で、相手は四間飛車と三間飛車です。
まずは基本的な形で居飛車の狙いを示したあと、少しずつ形を変えたテーマ図を掲げて、それぞれの攻略方法について伝授してくれました。

序文で深浦九段は「当初は堅くて戦場から遠いという2大要素が売りだった居飛車穴熊も、現代将棋ではプラスαが必要になってきた」と述べています。
確かに現在は「堅さよりバランス」という風潮があり、しかも「トマホーク」の出現など振り飛車の指し方も進歩してきました。
強力な居飛車穴熊とはいえ、固めているだけではなかなか有利にはなりません。
戦型ごとに生じる細かなポイントを理解して、積極的に戦う意識が必要になっているのでしょう。

また最終章では、アマチュアに人気の相穴熊についても四間飛車と三間飛車に分けて紹介しています。
本書を読んで、振り飛車に勝つ楽しさを味わってください。

●目次
第1章 対四間飛車 テーマ1~10
第2章 対三間飛車 テーマ1~6
第3章 相穴熊
 第1節 対四間飛車穴熊 テーマ1~2
 第2節 対三間飛車穴熊 テーマ1~3

●著者
深浦康市(ふかうら・こういち)
1972年2月14日、長崎県佐世保市の生まれ。
1984年、6級で(故)花村元司九段門。
1991年10月、四段。
2008年9月、九段。
矢倉、角換わり、横歩取りなどを得意とし、対振り飛車には居飛車穴熊などの持久戦を好む居飛車党。
玉の堅さを大事にする重厚な棋風で、終盤戦も強く高い勝率を誇る。
1993年、第11回全日本プロトーナメント決勝で米長邦雄九段を下して棋戦初優勝。
2004年、順位戦でA級昇級。
2007年、第48期王位戦で羽生善治王位から初タイトルを奪取。その後、3連覇を果たす。
2020年、第69回NHK杯選手権で優勝。
タイトル戦登場は8回、獲得は3期。そのほか棋戦優勝は10回。
主な著書は「振り飛車破り超急戦ガイド」「最新の振り飛車対策」(日本将棋連盟)、 「最前線物語」(浅川書房)、「実戦手筋次の一手」(創元社)など多数。

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