著者:DJ Ricky PwR
ページ数:66

¥99¥0

 本書は、DJ機材の操作方法を解説した手引書ではなく、DJという役割、スタイルそのものが、イノベーションを起こしたいビジネスパーソンにとって示唆があることを知る理論書である。
 DJという言葉はよく知られているが、実際にDJをしている人は少なく、希少価値の高い趣味であると言える。遊び心を培う趣味として始め、編集力やセンスを磨くことで、足して2で割るアイディア発想ではなく、本質的な部分でワクワクできる発想力を養うこともできる。
 たとえば、フェイスブックCEOマークザッカーバーグも、遊びを通じて刺激されたことから空想を広げ、ハマるという感覚や遊び心をうまくビジネスに応用している。
 USBメモリーの生み親でビジネスデザイナーの濱口秀司氏は、イノベーションを「見たことも聞いたこともないこと」「実行可能なこと」「議論を生むこと」と定義しており、その思考回路やスタイルは、ダンスフロアに仕掛けながら演奏し、ノレる空気を作ろうとするDJそのものであることが分かる。
 デジタル革命によって音源や機材の取り扱いが簡単になり、20時間の練習でクラブ演奏できるスキルの習得が可能となった。
 今こそ、ビジネスパーソンはイノベーションに必要な「周囲を動かす遊び心」を養うために、DJを始めるべきである。

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はじめに

 (1) DJの歴史
 (2) 私にとってのDJ

第一章

情報のコピー、共有が進んだ世界では、情報蓄積でなく活用が重要
“活用センスを養う遊びとしてのDJ”

 (1) DJのしていること
 (2) DJの種類
 (3) DJ的要素をもった職業
 (4) 職業DJの現状
 (5) デジタル革命がDJの世界に持ち込んだこと
 (6) 曲の持ち運びがレコードからパソコン、USBメモリーへ
 (7) クリエイティブ体験をしやすいDJという存在

第二章

イノベーションには、先入観の裏をつく空想力、分析力が必要
“空想力、分析力を養う遊びとしてのDJ”

 (1) イノベーションとは
 (2) DJが行っているイノベーション
 (3) DJのイノベーションを支える機材とテクノロジー
 (4) 北欧発のSpotifyというイノベーティブなサービス
 (5) 想像を広げ、空白領域に現れたEDM
 (6) ダンスミュージックの新たな可能性

第三章

生活を楽しく豊かにするには、自分自身の成長実感が必要
“成長実感できるロングヒットな遊びとしてのDJ”

 (1) 成長実感とは
 (2) なぜDJは、ロングヒットな遊びなのか
 (3) これからのビジネスに必要な遊び心
 (4) 「ハマる」きっかけは、短時間での成長実感

第四章

「DJ toMU:吐夢が語る」
デジタル革命により、20時間の練習でクラブプレイ可能なスキルを習得できる時代に突入した

 (1) アナログ時代、DJはどのようにスキル習得してきたか
 (2) 今、クラブプレイに必要な最低限のDJスキルとは
 (3) 間違いを自己修正できるレベルの達成に必要なこと

最後に

 ビジネスパーソンだからこそDJを始めて欲しいもう一つの理由

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