著者:井村 克也
ページ数:370
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Illustratorは、PostScriptフォントをデザインするツールとして誕生しました。単体のグラフィックソフトとして発売されてから機能強化を繰り返し、最新バージョンのCC 2017で通算バージョンは21となりました。
発売から20年の歳月の中で、コンピューターは高価で特殊な機械から身近なものへと進化し、並行して登場したインターネットは、既存メディアとはまったく異なった新しいものへと成長しました。
元々、印刷分野向けに作られたIllustratorですが、現在はWeb用グラフィックの制作用途に利用されているユーザーも多いことでしょう。
時代の流れに沿うように、Web制作のトレンドを意識した機能や、タブレットなどの新しいデバイスに対応した機能も追加されたIllustratorは、すでに時代遅れのアプリケーションなのかもしれません。
しかし、激動のIT分野の中で、Illustratorがなぜ多くのプロフェッショナルに受け入れられ、使い続けられているかを考えると、「思ったように描ける」ツールであることが最大の理由なのだと思います。
多くの機能を有するIllustratorですが、根底にあるのはベジェ曲線によるパスの描画です。
パスの操作をマスターすれば、数ある機能は変形や編集を効率化するためにあることが理解でき、意外に使いやすいアプリケーションであることがわかると思います。
本書は、CC 2017の新機能も含めて、Illustratorのほとんどの機能を図を使ってわかりやすく説明しています。
最初から最後まで読破して全機能をマスターする必要はありませんが、できれば全ページに軽く目を通すことをお勧めします。
時間があるときでかまいません。
そうすれば、今まで知らなかった機能や使い方を見つけられると思います。
ちょっとした知識の差が、Illustratorの使い勝手を左右します。
そして、作業時間の大幅アップにつながります。
本書がIllustratorを使いこなすのに、ほんの少しでもお手伝いができたら幸いです。
(本書「まえがき」より)
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