著者:小さなヨハネ
ページ数:53
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日本のスウェーデンボルグ読者として非常に心強いことがあります。それはスウェーデンボルグが「日本」という言葉を使っていることです。彼は非公刊の『霊界日記』の中で、ある霊が近づいてきて、自信のある様子で彼に話しかけてきたことを記しています。スウェーデンボルグはその霊に、「あなたはこの地球から来たのか、インド、日本、アフリカか、あるいはどこから来たのか?」と質問します。
彼が日本に触れたのはただ一度これだけです。唐突とも言えるスウェーデンボルグのこの一言に以前から私は特別な意義を感じていました。彼が日本に対し期待を抱いていたことが窺(うかが)えるからです。今回の痛快(痛悔)キリスト教は、スウェーデンボルグのこの一言の意味を野葉暮四郎(のば くれしろう)とポントス警部が探って行きます。最後はロシアにまで辿り着くという、私自身あまり想定していなかった展開となりました。ご期待ください。
目次
まえがき
1.スウェーデンボルグは一度だけ「日本」という言葉を使った
2.異邦人は暗黙のうちに主を信じている
3.異邦人は死後、天使たちから主が神であることを教えられる
4.異邦人の方がキリスト教徒より救われる
5.人間は神にかかわるその告白に順応して天界へ入ることを許される
6.大抵の者は最高の存在、即ち、父なる神を信じていると言う
7.悪霊は主が神であることを認めない
8.被術者
9.異邦人の中でもアフリカ人は他の者よりも容易に天界の善と真理とを受ける
10.多少なりと無垢を持たない限り天界へ入れない
11.インド人はアフリカ人に類似している
12.天使たちは「或る国民」に希望を抱いている
13.それはアフリカ人
14.アフリカ人は天的資質を持つ
15.天的資質を持つ者は教わる側であって、教える者が必要
16.「アジアの北の部分の地域から来ている霊たち」「右の方の、更に遠い地域にかの教義を受ける能力を科学により消滅させていなかった者たち」
17.それらの諸国民から天界の教義が色々な地域から来ている霊たちに宣べ伝えられる
18.日本人は「右の方の、更に遠い地域にかの教義を受ける能力を科学により消滅させていなかった者たち」か?
19.「インド」「日本」「アフリカ」の順番の意味
20.霊的、天的
21.なぜスウェーデンボルグは日本について詳しくコメントしなかったのか
22.「アジアの北の部分の地域から来ている霊たち」とはダッタン人?
23.それはロシアの可能性
24.生きた手本となろう
25.この国は他のどの国よりも 私を尊ぼう
26.一致がロシアによってもたらされる?
27.日本が債権大国である意味、日本の役割は重要、新しいキリスト教が起こることが日出ずる国たる所以
あとがき
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