著者:水野 宣広
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本書は、1994 年東洋経済新報社から出版された拙書『証券投資の理論・方法・戦略』の電子版である。当時日本はバブル崩壊後まもなく、金融再編成の方向を模索しつつ混乱の真っただ中にあった。ヨーロッパにおいては 1999 年統一通貨ユーロ導入により一元的金融市場が形成されつつあり、米国市場においても同年グラススティーガル法が撤廃されたことにより銀行の証券業への参入が容易になった。その結果、世界の主要金融市場すべてにメガバンクが登場し、金融証券業務のグローバル化・多様化、さらにはおりからのインターネットの普及と相まって金融の情報産業化が急速に進行した。こうした金融市場の再編成には必然的におおくの困難が伴ったものの情報技術を積極的に取り入れることにより効率化という点では一応の成果をあげたといえよう。ところが2008 年に始まるいわゆるリーマンショックは、高度に相互依存した金融体系において、特殊な派生商品を利用すれば比較的少数のプレーヤーによる過度のリスクテーキングが大恐慌以降最も深刻な経済危機をもたらしうることを証明した。リーマンショック以来、各国の金融当局は規制強化と積極的な金融緩和政策をおしすすめることにより景気回復を目指してきたが、近年の株高と急速なマネーサプライの増加は一部の識者にバブルの再来を懸念せしめるに至っている。こうした現実をふまえ、いま証券投資の理論や商品、とくにリスク管理の方法などを学ぼうとこころざす学生や社会人の方々に手軽にお読みいただけるよう電子版として再刻したのである。

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