著者:森 博嗣
ページ数:142

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作家が教える本当の知的生産術!

――「失敗するのは注意散漫だったから」は本当か?
1日1時間労働の人気作家が明かす、発想力のコツとは?
私たちは「一つに集中するのはすばらしい」という思い込みにとらわれている。
「だらだら」「非効率」を排除しようとする風潮の中、
累計1600万部超の人気作家が提唱する「アンチ集中力」のすすめとは?
人間のもつ本来の力を発揮するには?
誰もいわなかった情報過多時代の<知的生産術>。
これから結果を出したい社会人から、大学生まで。
全世代におすすめしたい、常識のとらわれない頭の使い方を1冊にまとめました。

(「はじめに」より抜粋)
「集中力」という言葉があるが、
まるで人間には「ものごとに集中する能力」があるかのように表現されたものだ。
具体的にそれがどういう力なのか、今ひとつ僕にはわからない。
だが、誰もそれを疑問に思わないみたいだし、
それどころか、集中力は非常に良いもの、素晴らしいものであって、
集中力があればあるほど有利になり、
なにごとも解決するような魔法みたいな特殊能力として扱われている。
(中略)
この本で僕が書こうと思っているのは、
実は、このような「集中力」に否定的な考え方である。
だから、あえて言えば、「アンチ集中力」みたいなものの効能について語ろうと思う。

●目次
まえがき
 落ち着きのない子供だった
 だらだらも悪くない ほか
第1章 集中しない力
 何故、情報が多いと感じるか
 情報のシャワーにいかに接するか
 SNSは一切やらない ほか
第2章 「集中できない」仕事の悩みに答える
 集中は善ではない
 作家の頭の中とは?
 仕事に没入するスイッチはあるか
 やる気はコントロールしない
 「監督者」というもう一人の自分
 頭を発想しやすい状態にする
 多くの人は「反応」しているだけ
 作家の情報の接し方
 ストックがないから枯渇しない
 環境を整えるのは基本
第3章 「集中しない」と何故良いか
 何故「集中が良い」とされてきたか?
 人類の進化に見る「分散」のルーツ
 複数のことが同時にできる ほか
第4章 考える力は「分散」と「発散」から生まれる
 「抽象」と「具体」はどう違うか?
 何故、抽象的な思考が大切か?
 機転が利く人の発想 ほか
第5章 思考にはリラックスが必要である
 リラックスの効能
 頭をリラックスさせるには
 世の中の常識を疑う ほか
第6章 「集中できない」感情の悩みに答える
 仕事とライフスタイルを切り離す
 何故、くよくよ悩むのか
 コンプレクスとどう向き合うか ほか
第7章 思考がすなわち人間である
 「集中」は人間を排除する
 人間不要の時代
 自分を縛っているのは自分 ほか
あとがき
 教育熱心だった母 ほか

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