著者:池上 彰
ページ数:194
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外交カードとしての核。抑止力としての核。ビジネスとしての核。
核兵器をめぐるさまざまな実情や、核兵器誕生の歴史を知ることで、
核なき世界への長い道のりの1歩になる!
2017年11月、北朝鮮は核弾頭装着が可能とされた新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行い、過去最高高度およそ4500キロまで到達。金正恩委員長は「核武力完成の歴史的大業を果たした」と実験が成功に終わったと宣言しました。また、アメリカの北朝鮮研究機関が、もしも北朝鮮が核攻撃を仕掛けてきたら、その死者数は210万人になるという試算結果も出しています。
相次ぐ北朝鮮の核実験やミサイル発射実験。核の脅威となる北朝鮮の現状とは!?
日本にとっても身近な問題となっている“核兵器”問題を、池上さんが基礎知識からわかりやすく解説。
核誕生の歴史から、核兵器が外交カードになってしまったこと、その技術をビジネスにしようとしている国などを明らかにしながら、世界から核兵器がなくならない深い事情を伝えます。
核なき世界は実現するのか?
池上さんが本書に込めた思いとは!?
知られざるさまざまな事実や現在の情報をわかりやすく解説し、私たちに、今、大事なことを投げかけます。
●目次
はじめに──「米朝首脳会談」は北朝鮮の「核の脅し」の成果
序章 広島平和記念公園の「平和の灯」に込められた願い
第1章 迫る北朝鮮の核の脅威、死者210万人の試算も
第2章 核兵器とは何なのか
第3章 核分裂が生み出すエネルギー ドイツで世紀の大発見!
第4章 核兵器が外交のカードになってしまった
第5章 ICBM開発競争とキューバ危機の真相
第6章 「核の抑止力」で平和が保たれてきた!?
第7章 核兵器の技術はビジネスになる
第8章 日本は核兵器とどう向き合ってきたか
終章 核なき世界は実現するのか?
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