著者:「将棋世界」編集部
ページ数:84

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引退から4年目が過ぎようとしております。予想はしていましたが、棋力、気力の衰えは恐ろしいもので、本誌の詰将棋サロンの問題を解こうとしても簡単には詰みませんし、指導対局でも見落としが多くなってきました。生徒さんに「先生は負けるのがじょうず」なんて言われた分には返す言葉もありません(笑)。今回は本誌付録で、受けをテーマに問題を作成しました。一般的にアマ初段前後の方の特徴は、攻守のバランスが均等ではないものです。つまり、攻めの力量はそれなりでも、受けとなると見落としも多く、読みの量も浅くなりがちです。受けが強くなるためには「常に自玉に目を向ける」ことが大切です。首の皮1枚でしのぐ快感を覚えれば、必ず上達につながることでしょう。詰みを防いでしのぐ問題を19問、詰めろを防いでしのぐ問題を20問用意しました。持ち駒の限定もたくさん出てきますので、注意して取り組んでみてください。(はしがきより)

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