著者:平塚 直美
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■ふつうの主婦が教室ビジネスでトップ1%になった秘密
~自宅の6畳1間で始めた教室が在籍生徒100人超え
 小さくはじめてしっかり稼ぐ先生業4つのメソッド~

■もくじ

まえがき

第一章 兼業主婦が教室ビジネスでトップ1%になるまで

 祖父の怒鳴り声にビクビクしていた小さな私
 可哀想だなんて思われたくない!
 もっとやりがいのある仕事をしたい
 楽観的に始めた教室ビジネス
 教室なんか、始めるんじゃなかった
 清水の舞台から飛び降りる
 生徒が100人を越えた!

第二章 教室経営成功へ絶対に必要なもの

 安定経営に絶対に欠かせないものとは
 ステップ1
 ステップ2
 ステップ3
 定期的にメンテナンスをしましょう
 焦る必要はありません

第三章 ブログで会員さんを増やす

 読者はどんな人ですか
 ブログからあなたの教室への導線をつくる
 あなたのファンを増やす方法
 読者の心をつかむ伝え方
 読者を惹きつけるタイトルとは
 ブログ初心者の第一目標
 地味だけど非常に大切なこと
 文字のサイズとスペースについて
 読みやすい文章を書く2つのポイント
 登録率を少しでも上げるために
 アメブロの機能を活用して読者を増やす方法

第四章 オフラインで会員さんを増やす

 チラ見で捨てられないために
 捨てられないチラシの書き方
 少しでも反応率を上げるポイント
 費用対効果の高いタイミングとは
 いい鴨になってはいけません
 チラシの配り方
 後で楽をしましょう
 地域のお店と仲良くなる
 その他の宣伝方法

第五章 入会率を高める体験レッスンとは

 何よりも大切なこと
 これがないとフォローできません
 マイナス要素を伝えるときのポイントとは
 体験時に入会率を上げる3つの工夫
 ハガキでのアフターフォロー
 レッスンに通い続けて頂くための3つのポイント

第六章 お客様の声

あとがき

■まえがき

「生徒が思うように集まらず、教室経営が安定しない」
「いいレッスン(授業)さえしていれば、自然と会員(生徒)さんは集まってくるはず」
「レッスン内容には自信があるけど、会員を集めるのが苦手」
「いろいろな方法があるけど、何から手をつけたらいいかわからない」
「体験レッスンには来てくれるけど、なかなか入会してくれない」
「頑張っている割には、評判につながっていない気がする」
「なぜか会員さんが長続きしない」

 教室ビジネスや塾経営をはじめたものの、思うように会員や生徒が集まらず、集客で悩んでいる先生、個人教室経営者の方が少なくないようです。

 教室ビジネスを軌道に乗せ、安定的に運営していくためには、当然ですが、会員さんの数を増やし、かつ、継続して通ってもらうことが必要です。

 申し遅れました、平塚直美(ひらつかなおみ)と申します。本書を手にとって頂きありがとうございます。

 今から約二十年ほど前になりますが、私は、某フランチャイズに加盟し、自宅の一室で教室ビジネスを起ち上げました。生徒は2人からのスタートでした。

「FC本部の言う通りにしていれば大丈夫だろう」
「自宅でやれば家賃はかからないし・・・」

 そんな楽観的な考えがありました。

 ところが、私の予想に反して生徒はぜんぜん増えませんでした。

 当然、利益は出ません。いくら自宅でテナント料がかからないとは言え、赤字で自分の給料もない状態です。そんな日々が続き、次第に経済的にも精神的にも追い込まれていきました。「辞めてしまおうか」と思ったことも一度や二度ではありませんでした。

 しかし、人数は少なくても通ってくれている生徒さんのことを思うと、辞めるに辞められず、根本から自分を再教育する決意をしました。

 自己啓発や経営に関する書籍を読み漁り、授業内容は、「楽しく学んでもらう」ことを第一に、少しでもわかりやすく伝えるため、工夫と改善を繰り返しました。

 その成果が徐々に現れ、生徒は、10人、20人、50人、128人と増えていきました。経営は安定し、自宅からテナントに移り、スタッフも雇えるようになりました。

 フランチャイズ本部からは、「在籍生徒数の多い教室」「検定合格率の高い教室」として表彰を受け、当時600近くあった教室の中で、模範的な存在になりました。(この辺りについては、第一章に詳しく書かせて頂きました。)

 その後、強い関心をもっていた美容サロン経営にも進出し、施術内容と集客の両面で様々な試行錯誤を行いました。その結果、良いお客さんに恵まれ繁盛店に育てることができました。

 いま私自身の経験を振り返ってみて、そして、まわりの個人事業主の方たちを見ていて思うことがあります。それは、良いレッスンを提供するだけでは、安定した経営は望めないという当たり前の事実です。レッスンの質を追求するだけでは駄目だということです。当然ですが、生徒さんがいなければ、授業ができないし、教室を運営していくことはできません。

「いいレッスン(授業)さえしていれば、自然と会員(生徒)さんは集まってくるはず」

 つい、私達はこんな風に思ってしまいがちです。

 私たち人間は、本能レベルで「快」を求め「不快」を避ける傾向があります。

「うちの教室に入りませんか」「一度、体験に来てみませんか」と見知らぬ人に声を掛けたり、お金をかけてチラシを配ったりする行為は、「いえ、結構です」と断られる可能性を秘めています。断られた時、人は自分を否定されたような気持ちなります。自分を否定されるというのは、かなり「不快」なことです。避けたくなるのも当然です。

 ですが、教室ビジネスを軌道にのせ、経営を安定させるには、集客は必ず向き合わなければならない課題です。

 本書では、以前の私のように教室ビジネスを起ち上げたものの、思うように生徒さんが集まらず、集客で悩んでおられる方へ向けて、私が実践し結果を出してきたノウハウをお伝えさせて頂きます。

 教室ビジネスを起ち上げたのが20年前とお伝えしましたので、もしかすると、「ノウハウの賞味期限」を心配される方がいらっしゃるかもしれません。ですが、その点はご安心下さい。私は現在も集客について学び、実践しています。本書では、20年以上の経験を踏まえた上で、現在も有効な方法をお伝えさせて頂きます。

 本書が少しでも皆様のお役に立つことができれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。

個人教室経営改善コンサルタント 平塚 直美

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