著者:ぐんま確定拠出年金普及教育研究会 主席研究員 大谷 明
ページ数:85

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<つみたてNISAを始めるなら商品選択はこれだ!>

「はじめに」より
2018年1月から、「気軽に、無理なく、資産づくりができる」新たな投資優遇制度「つみたてNISA」が始まりました。人生100年時代にふさわしい、資産形成手段としてぜひ活用してほしい制度です。
節税メリットを受けながら資産を運用したい人にとって、2017年から利用できる人の範囲が広がり使い勝手が良くなった「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や2014年から始まっている「NISA」があります。2018年からは、これらの運用方法に新たな選択肢として「つみたてNISA」が加わりました。
iDeCoは自営業者やサラリーマンの人たちにとっては管理コストがかかるものの、節税メリットが大きくまず活用していただきたい制度です。しかし、原則60歳まで引き出しができないこと、60歳以降は利用できないというデメリットがあります。
NISAは非課税期間が5年と短い(ロールオーバーすれば10年間まで延長は可能)ことから、長期投資にはやや不向きです。
つみたてNISAであれば、20歳以上であれば年齢の上限はありませんし、iDeCoで必要な管理費用も掛かりません。まさに、「人生100年時代」に最適な資産形成手段と言えます。
「つみたてNISA」は、「少額」、「つみたて」、「長期運用」で気軽に、無理なく、リスクを減らしながら資産形成ができる画期的な商品です。一方で、「少額」「つみたて」「長期運用」は、ちょっとの違いが将来大きな差になって皆さんに返ってくることになります。
積立投資のメリット、デメリットを考えたうえで、長期的な資産形成ができる商品を選択しなければ、せっかくの制度も宝のもち腐れになってしまいます。どんな商品がラインアップされていて、どの商品を選んだらよいのかを具体的に示し、つみたてNISAを積極的に活用し、皆さんの資産形成に役立てていただきたいと思います。

目 次

はじめに
 はじめよう「つみたてNISA」

第1章
なぜ、今「つみたてNISA」なのか?

第2章
つみたてNISAとは、どんな制度なの?
 特徴1
  「年間40万円までの投資が非課税」
 特徴2
  「少額から投資できる『積み立て』」
 特徴3
  「長期投資に適した低コストの商品」

第3章
長期運用の複利効果
 金利が低くて、3%とか5%なんてありえない?!

分散投資って何?
  資産分散
  投資先分散
  時間分散
   ドルコスト平均法

第4章
投資信託の基礎
 ・インデックス型投資信託
 ・アクティブ型投資信託
 ・バランス型投資信託

 投資信託の価格(基準価額)はなぜ動く?
  株価の変動要因
  債券の価格変動要因
  為替の変動要因

第5章
「インデックス」を知ろう
 日本株式を対象とする指数
 海外株式を対象する指数
 日本債券を対象とするインデックス
 海外債券を対象とするインデックス
 不動産を対象とするインデックス
 
第6章
対象インデックス別商品
 単一指数
 2指数
 3指数
 4指数以上のもの
アクティブ型投資信託の商品

第7章
つみたてNISAでは、この商品を選べ
 投資する商品を選んでから証券会社、金融機関を選べ!
 つみたてNISAで運用するならこの商品だ!
  まずは「全世界」を対象とするファンド
日本株型なら225型を選べ
  先進国と日本の株式を対象とする投資信託を組み合わせる
  新興国への投資も考える
  REIT(不動産投信)や債券を投資対象とするファンドに投資する必要はない

おわりに

<著者プロフィール>
大谷 明(おおたに あきら)
1981年中央大学法学部法律学科卒業。山一証券株式会社に入社、個人営業、証券貯蓄、投資相談業務を経て、1998年同社自主廃業により退職。在職中に支店にて顧客向け投資セミナーを数多く行う。1998年に高崎信用金庫に入庫、職員向けの投資信託業務研修を行うとともに、15年間資金運用業務を担当。証券会社と信用金庫に勤務したことで、証券業務のセルサイド、バイサイド双方を経験。2017年同金庫定年退職。
商工会議所や公民館等で経済セミナー、資産運用セミナーなどを多数行い、わかりやすい解説で好評を得ている。
1998年ファイナンシャル・プランナー(AFP)資格、1999年CFP資格取得。2004年DCプランナー1級合格。2017年DCマイスター。平成18年度日本FP協会くらしとお金の相談員歴任。
ぐんま確定拠出年金普及教育研究会主席研究員

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